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応募した後からでもいくらでも引き返せる。どんどん軌道修正していく
【就職試験・面接を「相手主導で進む」とは思わないこと】
パート・アルバイト、派遣社員を「気楽でいい」としたり、そこからぬけ出すために動き出すことができない人の中には、「終身雇用(定年まで勤める前提)だから、慎重に選ばなければいけない」「応募するからには、絶対受かりたい」といったことで、やたら緊張感を高めている場合があるかもしれません。
確かに、「どこを受けるか」は慎重に選ばなければいけないし、採用通知は欲しいでしょう。
ですが、覚えておいたほうがいいのは……
「雇ってください、採用してくださいと、こちらからお願いしているからには、相手に自分をチェックしてもらうだけ」と思ってはいけない
……です。
「相手が『ノー』というまで、面接などは進む」と思っていませんか? こちらから(応募者)から「ノー」と言っていいんですよ。
会社見学をしたり、面接が進むに従って、初めて見えてくることがあるはずです。「この会社はダメだ」と思ったら、そこで辞退すればいいのです。「ダメだ」の理由はいろいろなものが考えられるでしょうし、何か勘が働いて「どうもこの会社印象がよくないな」であっても、自分の方からストップすればいいのです。
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【「練習用の採用試験・面接」と割りきってみる】
「自分から『ノー』と言っていい」ということがわかっていれば、「いくつかの企業の求人を練習に使ってみる」という割り切り方もできるはずです。
そこが本命の会社ではなくても、応募してみるのです。
「面接でなにを聞かれるか」「ほかの人(ほかの応募者)はどんな応対をしているか」はネットなどで調べるよりも、全く段違いにはっきりするはずです。
「面接にはどんな服装で行くか」にしても、一目瞭然です。
【お手本になる人が見つかるかもしれない】
この時にチェックすることは、大きく分けてふたつあります。
「応募した会社サイド」と、「一緒に受けた人サイド」です。
「会社サイド」については、「会社見学」などとして社内が見られる機会が用意されていることがあります。そうでなくても、単に面接や筆記試験で出入りするだけでも、様子は見て印象に留めておきましょう。
また、学生の応対係や面接官は間違いなくその社内の人たちです。
「落ち着いた話し方をしているか」「言葉遣いはおかしくないか」「服装はだらしなくないか」「根拠のない自信を持っていないか」といったことは、自分たち(応募者側)だけがチェックされるべきことではありません。そいうった目で、社員らを見ると、「この人たち、たいしたことはないな」どころか、「腹が立ってくる」だってありえるはずです。
その結果、「ここはやめたほうがいい」だってあるはずです。
もちろんそれらを警戒していたからといって十分なわけではありません。「たまには」ぐらいにしかいえないのですが、「あの時どうも社員の態度がおかしいような気がした。次の面接は自分の方から辞退した。それが正解だった」といったことで、ブラック企業を避けられるようなことだってあるはずです。
「受けた人サイド」については……
・面接の順番待ちをしている時の雑談だけでも、「この人優秀そうだな」と思う
・「いいところのお嬢さん」って本当にいるんだな
・あの返事じゃあ、面接官はなんの評価もしないだろう
・この人はすでに対象外だな。だから、どうでもいい質問だけされている
・棒暗記してきたような答えは、バカにされるだけだな
・自分から積極的に質問しても、その内容じゃあ、自分の評価のマイナスになるだろう
・この会社はたいした人は受けに来ていない。やめた方がいいな
……などは、私自身が実際に面接を受け、感じたことです。
「どうやったらうまく行くか」のヒントがたくさん見つかります。うまくいけばお手本にしたくなるような人もいるはずです。自分もできることであれば、次回以降の面接などで採り入れればいいのです。
「練習用の就職試験・面接」と割り切っていれば、面接官を評価したり、周囲の人を見渡す余裕もあるでしょう。
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