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- 就職試験・面接では、相手の「社風」も大事なチェックポイント
「内定がほしい」「正社員になりたい」でも、社風を無視するとろくなことはない
【ネットで見たり、頭で考えていても仕方ない】
面接や筆記試験に行く場合は、できるだけ謙虚に、かつフレッシュな気分で行きましょう。
今の時代でしたら、ネットで十分下調べができるような気分でいるかもしれません。確かに、昔では考えられないだけの情報量があります。
さらには、少し大きな企業でしたら、元社員らの暴露話などもあるでしょう。
これはこれで重要な情報です。ですが、これではどうしてもわからないのが、「社風」です。
そもそも、社風の定義が難しいのですが、よく説明に使われる言葉では、「モーレツ」「のんびり」もあれば、「野武士風」とか「お公家さん風」といったものもあります。
「風」という言葉を使うところからもわかるように、漠然とした空気みたいなものです。
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【「社風」というのは間違いなく、ある】
ただ、実際働き出してみると、もう少し具体的に、同じ業界内でも……
・A社は人事評価の仕方がシビアで、しかも減点主義。なのでいつもピリピリしている
・B社はワンマン社長がいるせいもあって、組織力がない。その分、個人でがんばっている優秀な人間は何人かはいる
・C社は最も就職人気が高い。なので社員になれただけで、自分をエリートを勘違いしてしまう。えらそうにはしているけども、実は仕事ができないやつも多い
……といったようにわかっています。
このみっつ、架空の話ではなく、私自身がいた業界で感じたことです。ちなみに私は、最初B社に入り、1年半ほどでC社に転社しました。
本当のところ・正確なところは、正社員として働いてみないとわかりません。
ただ、面接・筆記試験などでも感じるものがあります。少なくとも私はそうでした。これも実際に、「こことは合わない」と思い、人気企業の内々定を辞退したことがあります。
【就職試験の中で、社風が合うかどうかを判断するならば……】
「会社訪問・面接などで、ちょっと会社を訪れ、人事部員や面接官とほんの少し話しただけでわかるのか?」と疑問に思う人もいるでしょう。
ですが、逆を考えると、会社側もあなたたちをほんの数回、数十分程度ずつ見ただけで、これから何十年も雇うかどうかを決めるのです。
「不十分は承知ながら、それでも材料を探して判断する」ということでは、会社側も応募者側も同じ状況なのです。
「その短い時間で、社風の判断するには、会社側のどこを見るのか」は言い出せば、キリがないでしょう。
「社員の表情」だの、「職場の整理整頓具合」だの、「トイレや給湯室が清潔かどうか」などなど、どれだけ項目を挙げても、その中に答えがあるかどうかはわかりません。また、大抵はあいまいな話になってしまうはずです。
それでもひとつだけ、挙げておきます。「話が合うかどうか」です。
これは、面接の順番待ちの時の、応対係の人事部員とでもそうですし、直接は採用に関係ない人との短い会話でもそうです。
それが面接官であれば、自分のほうがうまく答えられなくて、全然話が弾まなくてもいいです。さんざん苦しめるような質問を浴びせられても、「後味がいい・悪い」の違いは感じるはずです。
そういったところから、相手の人柄が嫌でなければ、OKです。
もうひとつ忘れてはいけないのが、同じ応募者です。「できるやつが多そうだ」と思うこともあれが、「たいした人間はいない」「嫌なやつが多い」「だれとも共通の話題が全くない」と思うこともあります。
めぼしい人間が全く見つからないようならば、これは大きなマイナスポイントです。「いずれ同僚になる人の中にも、魅力的な人が少ない」「入社すれば自分の先輩・上司になる人たちも、かつてはこのような人たちであった」ということなのですから。
「社風」という空気なのですから、理屈で考えるよりも、感じることが大事です。
おそらくは数社も回れば、空気の違いは感じているはずです。「内定がほしい」「正社員になりたい」ということで、合わないように思っている社風を無視してしまうと、入社後には、おそらくはものすごいストレスが待っているはずです。
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