大手人材派遣会社・番外 グッドウィル

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ブラックぞろいの人材派遣の中でも最悪のブラック


ブラック人材派遣会社といえば必ず名前が出てくるのは、「グッドウィル」でしょう。

ただ、二重の意味で過去の事例と考えるのも可能でしょう。というのは、グッドウィルはすでに廃業しています。しかもグッドウィルが中心の事業にしていたのは、日雇い派遣です。これも2012年に施行された改正労働者派遣法で禁止されました。

基本的に大なり小なり順法意識が欠ける人材派遣会社の中でも、その悪どさは群を抜いています。

「これぐらいひどいことをやる可能性のある人材派遣会社はまだあるかもしれない」ということで、記憶にとどめる価値はあるように思います。

【最盛期は登録スタッフ230万人】


創業は1995年です。ちなみに社名の「グッドウィル」は英語の「goodwill」のことで、「善意」の意味です。

最盛期には登録スタッフ数230万人、事業所数は1,100としていました。また、本社は六本木ヒルズにあり、急成長の花形企業のように見られていた時期もあります。

で、この「善意」とは裏腹に、グッドウィルが起こした問題は、一部だけ挙げても、①二重派遣、②禁止業務の港湾労働への派遣、③同じく建設業務への派遣、④労働者供給事業、⑤労災隠し、⑥給与規定変更、⑦備品押し売り、⑧データ装備費、⑨派遣元責任者の不在……などなどがあります。

それでも人材派遣会社を利用するなら

「求人内容と実際の仕事内容が違う」などのトラブルは、「どうせその程度のもの」と割り切る


あまりにひどい派遣先に当たったら、法律を使って堂々と退職する。基本となる法律は目を通しておく
非正規(パート・アルバイト、派遣社員)から正社員になるには

非正規雇用は長くは続けない。20代で一度は正社員とならないと、新人教育を受ける機会を逃す


就職サポートは担当者次第。業者の評判がいい悪いには関係なく、ハローワークまで含めて、信頼できそうな担当者を探す

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