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- パート・バイト、派遣社員のままいると何が問題か
- 意識しておきたい第二新卒・20代
- 非正規雇用者のままだと、ローンが組めない。人生設計ができない
数年後にはいくらもらっているか、収入があるかもわからない
【非正規雇用だと目先のお金をもらっているだけ】
今20代の人の職業の内訳を見ると、非正規雇用(パート・アルバイト、派遣社員)と無職で約半数になるそうです。
それらの人は、基本的に「給料は時給計算。ボーナスはない、あっても『寸志』などの名目の安いもの」「契約は1年更新などの短期」「やめる時も退職金はない」です。
これで困ることはいくつもあるでしょうが、全体的なことをいえば、「将来の見通しが立たない」ということになるでしょう。
はっきりとしているのはお金の面です。数年後にはその職についておらず、どこから給料をもらっているか、果たしてもらえているかもわかりません。
貯金をしておこうにも、安い給料ではそんな余裕はないでしょう。もちろん、自分で何か商売をはじめようにも、元手が必要なものは無理です。
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【住宅ローンは無理】
直接的には「非正規だから」ではなく、「安定した収入が見込めないから」なのですが、金融機関からの借金ができません。
その金融機関がカードローンやサラ金(サラリーマン金融、消費者金融)の場合、高金利のせいで首が回らなくなる可能性も高いです。そもそもが、収入に合った出費をしていない時に利用するものですから。
むしろ利用できないのがラッキーなぐらいです。
ですが、銀行のものとなるとけっこう問題です。「住宅ローンが組めない」ということです。
家を持つ・持たない、どこに住む、どんなところに住むは、人生設計の土台となる部分です。ローンが組めなければ、それの計画が立てられません。現金でぽんと家を買うような人はいないでしょうから。
【男性だったら、「結婚もできない」ということになる】
人生設計には「結婚する」「子どもを持つ」もあるでしょう。
もちろん、計算通りにはいかないかもしれません。とはいえ、「将来の収入の見通しが立たない」では、計算してみようという気分にさえならないでしょう。
一方、正社員も、「なっておけば、全部がうまくいく」というものでもありません。「リストラに遭った。定年まで勤められるものと思って、すでに○年の住宅ローンを組んでしまっている。返済していくアテがなくなった。家族もどう養っていけばいいかわからない」といったように、逆にドツボにはまる可能性だってあります。
ですが、将来のことはいくらか不確定でも、見切り発車をするからこそ、いろいろなことを実現できる面もあります。非正規だと、これができずに縮こまったままになってしまいがちです。
特に若い男性には深刻でしょう。まだまだ世の中、「夫が働いて給料をもらってくる。妻は家庭を守る」といった考え方は残っています。それどころか、労働市場は女性にも厳しく、逆にそういった、時代を逆戻りさせるような考え方が目立つようになってきています。「結婚に逃げ込む」というパターンです。
数年後の収入の見込みも立っていない男性が、女性からどう見られるかは、いうまでもないことです。
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