派遣先を辞めるのに自分を責める必要はない。“ブラックリスト”はないが、バックレはNG

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辞めさせないのは「契約があるから」ではない。あなたが派遣会社には「金ヅル」だからです


ネット上の相談コーナーを見ると、「仕事がきつすぎる」「求人内容と実際の仕事が全く違う」「職場の雰囲気が悪い」「人間関係にうんざり」など様々な理由で「辞めたい」という話がいくらでもあります。

「出勤初日から、もう行く気がなくなった」だって、決して珍しくありません。

こういった相談を持ちかける人に共通するのは、「契約違反ならないか」「人材派遣会社に迷惑を懸けることになるのでは」という心配をしていることです。

たいていは、自分自身を責めるような雰囲気です。

「人材派遣会社はヤクザがやっていると聞く。危ない目に遭わないか」と考える人だっています。

【あなたが辛い思いをして1,000円稼ぐたびに、何もしていない人材派遣会社に500円近く入る】


・あなたが期待を裏切ったわけではい



自分を責める必要はありません。理由は簡単です。

人材派遣会社はあなたと職場のマッチングをするのが仕事です。あなたがよくない状況にあるのは、マッチングの失敗だからです。

つまり、「環境のよくない職場にあなたを送り込んだ」か、「その職場には合わないあなたを選んでしまったか」が、今の状況です。

というよりも、マッチング自体をしていません。

あなたの仕事能力は、形ばかりのスキルチェックをしたか、それさえなかったのではないでしょうか。さらに、あなたの職場に関する希望や抱えている不安も無視する……というのが、一般的な人材派遣会社です。


もっと知る
それでも人材派遣会社を利用するなら

「求人内容と実際の仕事内容が違う」などのトラブルは、「どうせその程度のもの」と割り切る


あまりにひどい派遣先に当たったら、法律を使って堂々と退職する。基本となる法律は目を通しておく
非正規(パート・アルバイト、派遣社員)から正社員になるには

非正規雇用は長くは続けない。20代で一度は正社員とならないと、新人教育を受ける機会を逃す


就職サポートは担当者次第。業者の評判がいい悪いには関係なく、ハローワークまで含めて、信頼できそうな担当者を探す

コメント

236 さんのコメント…
私は派遣で働いており、もうすぐ4か月目の更新を迎えます。
内勤という事で仕事を始めましたが、これからは出張もして欲しいと言われたり、上司に書類の承認印を貰ってきてと言われて、こわごわ常務の所に行くと、君が来てどうするんだとしつこく叱責され、分からない事があっても聞ける人がいなかったかり、相談できる人もいなかったりとで。悩んでいました。
ストレスが既に身体に出ていて、冷や汗や動悸、手の震えや吐き気や腹痛…変なタイミングで急に涙が出てきてしまったり、辛いです。
更新確認のメールがきて、理由と更新を見当している旨を返信しました。
すると、担当営業と情報共有して対応しますと返事がきました。
それから待って待ってもなんの連絡も来ず、、
今日、派遣会社から「派遣先と契約更新の連絡が取れましたので、手続きをします」とメールがありました。
派遣先が更新を望んでいる事は分かっていたので、更新したいと伝えればそうなる事は当然です。
私の意思は無視で、勝手に手続きを進められてしまいました。
今までは、短期間で辞めるのは派遣会社に悪いと思い、派遣先にも悪いと思い、また、派遣だからと簡単に辞めるのは嫌で、我慢しなければと悩んでいたのですが(上司は良い片なので…余計に我慢しなければと思うのです)。
でも、今回のメールの事も含み、正直限界です。
それでもやはり、我慢して続けた方が良いのでしょうか。
そうすれば、何か先があるでしょうか。
無職男 さんのコメント…
こちらのHPたまに拝見させていただいております。
経験者としてのご意見が参考になります。
がんばっても評価システムなどないというところ参考になります。
所詮ハケンはそこに投入さえしておけば金になるだけ、ハケン会社の取り分儲けだけなんだと
よくよくわかります。
仕事をしていればちゃんと見てくれている人はいるという正社員の働きとは明らかに別なんだということが
わかります。
生産性が上がるのではなくあくまで生産コストを下げているだけの人間の扱いにこの社会はなっているんでしょう。
PIPPA さんの投稿…
無職男さん、こんにちは。
「派遣労働者」をほかのものに例えると「愛人契約した相手」ですね。一方「正社員」は「結婚相手」といったところです。
品のない話になって申し訳ないです。が、現実を覚悟しておくのには、これぐらいのはっきりとイメージがわくもので考えないとダメでしょう。
「派遣労働者もがんばっていれば、正社員として採用してもらえるかも」なんて考える人もいます。また、実際にそうなる人もいます。
が、これは例外と考えたほうがいいでしょう。愛人にする相手と、結婚する相手とでは、最初から選ぶときの慎重さも、選ぶ基準も違うはずです。相手との生活が始まってからも、見ているところ(評価の仕方)が違うのは当たり前です。
愛人契約した相手はしょせん、お金が取り持つだけの間柄です。契約が切れたあとは、あるいは契約中であろうと、互いに相手が幸せになろうが不幸せになろうが、たいした関心事ではないでしょう。
236さんも「上司は良い方なので…」とはいわれています。が、相手がしょせん“愛人”の立場であっても、気を使ったり、優しい言葉をかけたりもするでしょう。また、個人がそうであっても、会社は「良い方」ではないですね。
しかも、“ポン引き”まがいの業者まで関与しています。
これに対し、まともな会社であれば、正社員は将来も運命を共にする関係です(もっとも、近年は名ばかりの正社員で、内容的には非正規労働者よりもほんの少し雇用条件がマシ、という程度の場合もあるようですが)。
会社側からしても、働いている側からしても、「今苦労をさせられていても、相手が発展してくれれば、いずれ自分も恩恵をこうむることができる」「ずっといっしょで、相手の将来まで責任を負っている」なんていうのが、本来の正社員でしょう。このシステムに対し批判する声もありました。が、現実に、日本の会社社会はそれでやってきました。
経営手法としては、否定する考えもあり、実際にもう実践していません。が、パナソニック(旧・松下電器)などは、「家族主義」を前面に打ち出していた会社ですね。
正社員でさえ、大事にされない時代です。派遣労働者が用が済めば捨てられるのは、前提からしてそうなっています。相手に何か期待するほうが間違っている、といったところでしょう。
ちあこー さんのコメント…
私も派遣会社で紹介されたところの
仕事内容がキツくて辞めました。
アッサリと。残業も多いって聞いたので
続けることが出来ないのが残念です。
体力が持たないので速攻終りです。
PIPPA さんの投稿…
ちあこーさん、こんばんは。
派遣さん側を見て思うのは、「相手の言いなりになるか、黙って消えてしまうか(バックレ)の両極端。“相手に非を認めさせて、その上でやめる”という人がもっといていいのでは」。
それをやらないから、派遣会社&派遣先が図に乗ったままになります。
ちあこーさんのように、「速攻終わりです」と宣言する人が増えるようならば、いくらかは空気が変わるような気もします。
特に今の安倍政権になってから、労働者の非正規雇用化を積極的に進めています。それに後押しされて、財界の方でも労働者の権利無視・労働条件悪化が平気になっています。
ほかのページにも書いたのですが、これは「国全体での労働者の質の低下」と、「購買力低下」につながります。
これでまた一段と景気も、各企業の業績も悪くなるでしょう。で、また労働者にしわ寄せが来ます。つまり、すでに“負のスパイラル”に入っています。
企業側にとっても、働く側にとってもよくない状況がどんどん進行しています。
ちあこー さんのコメント…
��PIPPA様
管理人様、このページに出会えて感謝しております。
今までは、辞めたのは自分が悪いと思って責めてました。
しかし、昨日働いた感想やこのページを見て見ると、
どうやら派遣会社が悪い気がしてなりません。
今回、辞めるのを決めた派遣先は前から求人誌で募集しており
ました。要するに、続く人が居ない・・・。
いわばブラックな派遣先だったのです。
景気が良くなるにつれ、派遣が増えるのは何ででしょう・・・
また、景気が悪くなったら派遣切りが多くなる一方だと
思うのですが・・・
派遣会社に限らず、バイトで行ったところも悪環境の
所がありました。冷蔵倉庫での食料品の仕分け作業でした。
トイレは休み時間しか行けない、休憩が短い、教えて
くれる人がいない・・・こういうブラックバイトもあるので
どんどん言える人が出てくれないとのさばるばかりだと
思います。
ヒト さんのコメント…
こんにちは、スパッとした言い方が気持ち良くて素晴らしいです。私も人材派遣で働いています。扱いも酷いし調子が良すぎです。近々辞める予定です。
PIPPA さんの投稿…
ヒトさん、こんにちわ。
辞めるのも決断はいると思います。次は派遣であれ、それ以外であれ、代わりを探さなければならないでしょうから。「前門の虎、後門の狼」かもしれないです。
この社会状況では、人材派遣を使わざるを得ない人も多いでしょう。が、今のままでは、人材派遣会社や派遣先事業所のやりたいままです。
対策のひとつとしては、「派遣労働者、あるいは、派遣労働者になる可能性のある人が、抵抗することを覚える」というのがあると思います。
従来、労働者側の「抵抗する」のひとつに労働組合がありました。が、労働組合に参加する人も激減しています。2013年の数字で、推定組織率(雇用労働者に占める組合員の割合)は17.7パーセントだそうです。
6人に1人です。1980年代に比べると半減です。
また、特にこの労働組合の上部組織のひとつ、「連合」(日本労働組合総連合会)などを見ると、政権にべったりで、もはや労働者のための組織とはいえない様相になっています。
しかも、派遣労働者の参加できる労働組合は、ごく少数です。さらには、労働組合というのは「自分もその一員になり、組織の一員として活動する」というのが、引き換えの条件です。自分が困っている時には必要も感じるでしょう。が、そうでない時は煩わしさのほうが上回るような気がします。
で、結局、人材派遣会社や派遣先事業所のやりたいままにさせないためには、個々人が対処するしかない状況です。そのためには、相手の手の内を知っておくのが第一歩でしょう。
このサイトは、そういうことのために役立てば幸いです。
また、できることならば、みなさんに、ご自身の経験を寄せていただいて、相手の手の内にかんする情報を充実できればと考えています。
一つ前の「ちあこー」さんのコメントにあるように、「どんどん言える人が出てくれないと(派遣やバイト先が)のさばるばかり」です。
ちゅら さんのコメント…
はじめまして!
相談させてもらいたいんですが・・・
派遣先を辞めれなくて非常に困っています。
今いる派遣先の仕事や人間関係がキツくてこの会社自体を辞めたいと相談しました。
すると派遣本の人は後任の人が入ったらその人と交代する形で辞めさせると言われて安心していました。
ですが実際その交代の日に「これから忙しくなるから別の部署に移動だから」と派遣先の上司に言われ受け入れの準備も出来てるから私の承諾も確認せず無理矢理部署の移動をさせられそのまま勤務を断続させられました。
後日改めて派遣本に話をしたら辞める方向性の事は忘れていたと言いました。また後任の人が見つかるまでは頑張って欲しいと言われとりあえず勤務を続けていますがなかなか後任の人が入ってこずすぐには辞めれない状態で非常に困っています。
私自身はもう限界で次の仕事をさがしたりしたいのですが派遣本に相談しても「連日面接をして至急後任をさがしてるから頑張って欲しい」としか言わずそんな状態でそろそろ1ヶ月経ちます。
もうどうしたらいいか分からず助けて欲しいです。
今はもうバクッレしかないと考えています。
何かアドバイスしてくれませんか?
あと読みづらく
PIPPA さんの投稿…
ちゅらさん、おはようございます。
まず、一読して感じたことは、「あなた、馬鹿にされています」。派遣元から馬鹿にされ、派遣先からは「人がよくて、世間知らずなのにつけ込まれ、便利に使われています」。
その派遣元はとても質の悪い業者です。というか、とてもお粗末です。関係が気まずくなっても惜しくはないでしょう。つまり、ケンカをしてもいい相手です。
まずは、これまでの態度を改め、「お願いする」ではなく、「怒る」「ケンカをしている」というスタンスをとって、ご自身で交渉することをおすすめします。
派遣先は交渉の相手とする必要はありません。相手は派遣元です。あなたを雇っているのは、派遣元です。また、「自分が来なくなったら、派遣先が困るだろう」はあなたではなく、派遣元が考えることです。
「契約にないことだから」と行かなくなる……も選択肢として考えていいいでしょう。
問答無用で「明日から行きません」と宣言し、後は給料の受け取りの手順だけを確認するのです。この場合は、「バックレ」とはいいません。非は100パーセント相手にあります。
ただ、派遣元がここまで働いた分の給料を出し渋る可能性も考えないといけないでしょう。受け取るのが当たり前で、その権利もあります。が、交渉内容を増やしてしまうことになるかもしれません。
で、もしこれらができないのであれば、相談する相手としては、以下のところがあります。
①ハローワーク。これが国が制度として用意している相談相手です。今回の派遣の仕事に就くにあたって、利用していなくても、そうです。
が、「役に立った」という話を聞きません。
②労基署。うまく行けば、ここが最も強力な相談相手です。派遣先も派遣元も怖れます。これらに対する処罰の権限も持っているからです。
が、「慢性的な人手不足で手が回らない」「熱心にやってくれるかどうかは、担当者の差が大きい」という問題があります。
また、ここはあくまで、「法律に違反していることを取り締まる」という組織です。あなたの職場での個人的なトラブルの相談場所ではありません。
③労働組合。「非正規労働者を対象にしている」「個人でも入れる」というところがあります。
ただし、労働組合はあなたに一方的にサービスしてくれるところではありません。「あなたもその組織の一員となる」というのが前提になっています。
もし、想像がつかなければ、「サークルのようなもの」といえば、いくらかは近いでしょう。
④県や市町村がやっている労働相談の部署や窓口があるはずです。
⑤無料法律相談。たいていは順番待ちです。また、「1回30分、同じ内容では3回まで」などの制約があります。役に立ちません。間に合いません。
で、「私であれば」ということでは、まずは④で考えるでしょう。市町村よりも県がいいでしょう。
もし、②の労基署が気になるようでも、まずは④の労働相談窓口で「労基署に持ち込むことが可能か」ということで相談してみます。
これでうまく回り出さないようならば、③の労働組合です。「労働組合」「非正規」などをキーワードに地元のところを探しましょう。
「全国ユニオン(全国コミュニティ・ユニオン連合)」(電話03-5371-5202、ファクス03-5371-5172)に連絡をとって、紹介してもらう手もあるでしょう。
で、もう一度繰り返しておきます。「ケンカしているというスタンスで、自分で交渉する」のをまずは考えましょう。
どういう手段を採るにせよ、あなたの今の状況のなにが問題かを把握しておきましょう。
「別の部署に移動」は、笑うぐらいに、ありえないことです。
「仕事内容が変わる」「部署が変わる」ということは、全く別の労働者派遣です。普通に考えると、これらは「就業条件明示書」でも限定されているはずです。
①この時点で「あなたと派遣元の間の雇用契約」と「派遣元と派遣先の間の派遣契約」は無効になっています。
②あなたがその新しい部署で働くには、これらふたつの契約を新しく結ぶ必要があります。
つまり、あなたは今、契約の範囲外で働いています。
「連日面接をして至急後任をさがしてるから頑張って欲しい」というのは、あなたとは関係のないことです。あなたは今の仕事内容では契約していません。後任が見つからないのは、派遣会社が無能だからであって、あなたが手助けしてやる理由はありません。
おそらくは、「連日面接をしている」もウソでしょうね。面接に来る人間がいるならば、こんな状況で、派遣元の方で不採用にしているとは考えられないからです。あなたはそこまで馬鹿にされ、舐められています。
逆のシチュエーションを考えてみてください。なんら契約もないのに、「今、次の仕事を探しています。それが決まったらすぐにそちらに行くつもりです。それまではここで働き、給料ももらいます」と強要している……ということになります。「そんな身勝手、通用するわけない」と思いませんか?
PIPPA さんの投稿…
ちゅらさんへの追伸。
「こういうことで相談を始めました」と、このやりとりをプリントアウトして、派遣元に見せるだけでも効果があるような気がします。
というのは、派遣元など、「なにが正しいか」ではなく、「手間がかかるか、手間がかからないか」「面倒か、面倒ではないか」だけで動いているからです。
「労基署に話を持ち込むかも知れない相手」「知恵をつけようとしている相手」など、それだけで「面倒くさい相手になってしまった」と考えそうです。
当然、これは相手次第の面があります。実際にプリントアウトしたものを相手に見せるかどうかは、その相手を知っている、ご自身の判断でおねがいします。
ちゅら さんのコメント…
返事が遅くなりすいません!
残業で今までメッセージの確認ができませんでした!
PIPPAさん
親身に回答頂きありがとうございます!
嬉しかったです!
バカにされてる・便利に使われていると言われホントにその通りだと思いました!
と同時に許せない気持ちが高ぶってきました!
もう話もしたくありませんがPIPPAさんの話を参考にもう一度派遣先の人話し合ってみます!
今は時間がなくちゃんと返事できませんが後日なにか進展があれば報告させてもらいます!
PIPPA さんの投稿…
他の方との応答にも書きました。
「多くの人が、“100パーセント相手のいいなりか、バックレ”の両極端。そうではなくて、相手に非を認めさせて、堂々と辞めるように考えましょう」。
「許せない気持ちが高ぶってきました!」とのこと。私もなんにも知らずに派遣で働き、どういう仕組みになっているか、後から知るほどに腹が立ってきています。
あなたの契約がどうなっているかは分かりません。が、平均的な形で考えると……
①派遣元
時給が1,000円ならば、その1時間ごとに派遣元には500円前後が入ります。
その1時間で、どのくらい肉体的・精神的に消耗するかを思い出しましょう。派遣元は募集の代行をした程度で、後は放ったらかしでしょう。ひとりひとりの分は大金ではないかも知れません。が、こういうのを“濡れ手に粟”といいます。
②派遣先
給料だけではなく、福利厚生や退職金などまで考えると、派遣さんの人件費は正社員の3分の1かそれ以下で済みます。
法律上はそうではないのですが、実際には「使い捨て」にもできます。
それでいて、多くの派遣先が、正社員同様か、それ以上に働かせようとします。しかも、派遣さんの多くは自分の弱い立場を考えて、文句を言いません。
「派遣さん」というだけで、馬鹿にした扱いをできるのです。
……といったところでしょう。
それでも、派遣で働かなければならないのならば、「契約は守ってもらう」は最低限必要なことです。
以下、派遣元と話をするときの、多少は具体的なアドバイスです。
①しっかりメモをとりましょう。ちゅらさんが、電話でのやりとりにするのか、面談するのかは分かりません。が、どちらであってもです。
これは相手に対しては、「あなたの口にしたことには責任をとってもらう」というメッセージになります。また、ポーズやハッタリではなく、実際にそうしましょう。
労働相談窓口などにも話を持ち込むにも、「どういったことになっているか」の記録がないと話がやりにくいはずです。
②ほかの業者はたくさんあります。そんな派遣元、二度と使わなくていいはずです。ケンカ別れもOKです。ただ、未払い分の給料はしっかりと出させましょう。
で、この際によく気にする人がいるのは、「ブラックリストに載らないか」です。「“要注意人物”の情報が回って、ほかの業者にも使ってもらえなくなる」というのです。
これはありません。「ブラックリスト」は存在しません。これは「自身が不安になって、疑心暗鬼になっている人の妄想」、あるいは「そういう人を見て面白がっている人たちが流したデマ」です。
何度かこのサイト内でも書いていますが、業者間で派遣さんの情報を共有することはありません。
派遣元にとっての「客」は「派遣先」のみです。「商品」は「派遣さん(の労働)」、「商品の仕入れ」が「求人」です。
派遣元同士は商売敵です。敵には「取り扱い要注意の商品」を「仕入れ」してもらったほうが、自分のところは有利に商売を進めることができます。「その人、以前うちとトラブルになった人だからやめておいたほうがいいよ」といったことを教え合うはずはありません。
つまり、覚えておいて欲しいのは「派遣元と話がこじれたとしても、次から使えなくなるのはその業者だけ」ということです。
それと、念のため。
「もう一度派遣先の人話し合ってみます!」とあります。単に「派遣元」と書き間違えただけかと思います。あくまで交渉相手は「派遣元」です。
手順の上からは、派遣先には「○日から来ません」も言う必要もないぐらいです。仮にポロッと漏らしてしまって、それに対して派遣先が「困る」とか「せめて△日まで」と言っても、耳を傾ける必要はありません。
「後日なにか進展があれば報告させてもらいます!」はよろしくお願いします。
私自身が気になります。
また、ちゅらさんと同じことで悩んでいる人は無数にいるでしょう。ちゅらさんの体験談はきっと参考になるはずです。
ただ、「きちっと書かないと」とハードルは上げないようにお願いします。逆に書けなくなります(笑)。ぜひ、お気楽に。私にすれば、「生の声」というだけでありがたいです。
Unknown さんの投稿…
はじめまして。
相談させていただきます。
派遣元に10/1から11/30までの契約期間でコールセンターで働いているのですが、
登録会の際アンケートのようなものでコールセンターは希望しない旨を記入したのですが、面接時、応募した際の職種は『空きがなく今紹介できるのはこれだけです。業務的には簡単な受電作業です』と言われ、お金が必要だった私は致し方なく契約してしまいました。
しかし働いてみればクレームの嵐。
精神的に参ってしまい、休みがちに。
11月末まで頑張れば辞められると思っていたのですが、先日『12月の休み希望提出お願いします。』とのメールが。
『11月末までの契約期間なので更新はしない方向でお願いします。』と連絡するも
『退職前1ヶ月申告が過ぎているため12月末までで調整お願いします。』と返信が。
流石に精神的に限界なので『11月末までの契機満了まではがんばりますが12月末までは厳しいです。』と返信し、その後まだ連絡が来ません。
契約更新の意思確認の連絡も1度もなく契約事項のハガキも11月の初めに届く始末、しまいには自動更新で退職申告1ヶ月過ぎているから12月末まで働いてください。

このままでは私は契機満了の11月末で辞めることはできないのでしょうか?
12月末まで働かなければいけないのでしょうか?
yanagimoto さんの投稿…
Knt Sz様 PIPPA(GGR)です。

http://haken119.blogspot.jp/2014/02/blog-post_54.html のページの方にご返答させていただいています。
tellney29 さんのコメント…
最終更新日が去年となっているので現在も運営されているのかわかりませんが。。。
私も現派遣営業のやり口に違和感間覚え、いろいろ調べていくうちにこのHPへたどり着きました。

お陰様で派遣営業はいかに人を騙しつつ、思いやっているフリをして人を使い古そうとしているのかも理解できました。
私も自分とこの営業に対して様々な場面で違和感を感じざるをえないところがあり、このページを見た時にすっきり納得いきました。

具体的には労働者と派遣元で交わす「雇用契約」の期日に合わせ「契約更新しません」ってきっぱり伝えたところ「派遣契約が来月末なので来月まででお願いします」って言われ交わした覚えのない契約を突きつけられ延長されたことがありました。完全営業都合で果たさなくてもいい契約のために動かされていたかと思うと本当に腹が立ってしょうがないです。

ただ、ここの運営者様は「多くの人が、“100パーセント相手のいいなりか、バックレ”の両極端。そうではなくて、相手に非を認めさせて、堂々と辞めるように考えましょう」とあるのですが、私はある意味反対です。向こうは営業であり交渉のプロでもあります。この道で商売をしている相手にちょっとの法律の知識をつけただけでは対抗は難しいですよ。それに労働者側は証拠を冷静に集められるほどの余裕があればいいですが、中には個人情報の観点を理由に最近では職場に入る前に携帯や紙類持ち込み禁止な場所もあるし、くたくたに働きつくせば、1日の具体的な記録をつけられる気力もなくなるんじゃないんでしょうか。仕事内容や環境がなんであれ、真面目に働く人であれば仕事そのものを完結することを考えるのではないのではないでしょうか。

労基は労基でガッチガチに証拠を集めても動かないらしいですからね。
労基を動かすためには一定の条件を満たさないとダメとかも聞いたこともあります。
それはんなのかわかりませんが。

健康は大事な資本です。もうだめかもしれない、って時には逃げも大事な戦法です。

ちなみに私は鬱の診断書と入館所と保健所と「もし引き継ぎ云々で会社に来いいうものなら労基に通報します。二度と連絡してこないでください」って手紙を引っ詰めた封筒と内容証明を別途派遣元に送付した後にわざわざ会社の電話番号へ掛けて「送付されているの確認していますか?」と別営業と思われる人に確認を取った上でバックれました。

バカの壁ってやつを営業との交渉で実感しました。
どんなに証拠や法律を並べたところでそれとなくどこの誰が迷惑しているからとか、それとなく「じゃあ来れますよね?」と性こりなくグダグダ言って来たあげく話の着地点を意地でも結論に持ってこさせないのもいますから。いろんな人がいますよ。

下手にプロと素人でやりあうより、とっととご縁を切ったほうが得策ですよ。
yanagimoto さんの投稿…
たぶん、tellney29さんと私の間での意見の違いは……

向こうは営業であり交渉のプロでもあります

……から来ているように思います。

「人材派遣会社の営業さんにもいろいろな人がいるだろう」は、押さえておくべきだろうと思います。それでもひとこと申し上げれば、「営業さんを過大評価しているのでは?」。少なくとも私が見た範囲では、そんなプロフェッショナルはいませんでした。

tellney29さんご自身も、「バカの壁ってやつを営業との交渉で実感しました」といわれています。現状では「ほとんどの派遣さんは、営業さんが『プロ』と呼ぶほどの巧妙な手を使わなくても、ちょっとゴネさえすれば、すぐにウンという」ぐらいのところではないでしょうか?

「とてもじゃないがプロと呼ぶほどのレベルではない営業さんでも、派遣さんに対してやりたい放題。そのくらい派遣さんの多くは世間知らず」と、いいかえてもいいかもしれません。


「相手に非を認めさせて、堂々と辞めるように考えましょう」は、tellney29さんがされたことは、まさしくそれに当たるように思うのですが、いかがでしょう?

ご自身の感触では「非を認めさせて」まではいかなかったのかもしれません。ですが、少なくともそれに近い「相手に非があることを突き付ける」はされているように見受けられます。私のいいたかった「バックレなどせずに、堂々と辞める」のうちに入れていいように思うのですが、どうでしょう?


「対抗」については、私も必要はないと考えています。「労基署を動かす」もです。あくまで、「堂々と辞める」までがやるべきことです。


「くたくたに働きつくせば、1日の具体的な記録をつけられる気力もなくなるんじゃないんでしょうか」についての私の考えは、「派遣社員としての働き方②」( http://haken119.blogspot.com/2014/12/blog-post_44.html )で書いています。ご高覧いただければ幸いです。

それと、私が「記録」と呼んでいるのは、「人材派遣会社とのやり取りが再現できるようにするためのもの」です。それが必要になる理由としては、「交渉するのに、記憶だけに頼ってはいけない」からです。トラブルになっている内容によっては「1日の具体的な記録」も必要になるかもしれませんが、とりあえず想定しているのは、「○日に、こちらからどう申し入れた」「営業さんの返事はこうだった」といったことです。


最後になりましたが、コメントありがとうございました。実際に行動をとったtellney29さんならではの情報なので、今困っている人たちも参考にされると信じています。

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