テレビ局はもともと報道機関ではありません。新聞社は肝心な時ほど報道機関でなくなります

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しょせんは営利企業。マスコミに期待するって、むなしいと思う……


twitter上を見ていると、間違った前提で進んでいる話があると思う。

福島原発の収束作業の労働者が賃金をピンはねされている問題で、「メディアはこれをキチンと伝えろ」というのだ。

メディアとはテレビ、新聞・雑誌を指しているのだろう。内部の人は自らバラさないから、多少は知り合いのいる私が語ってみる。

最初に答え。「絶対無理」

【民放の記者は取材しません。能力もありません】


まず、NHKはさておき、民放の記者は自分ではまともには取材しない。できない。

正確な数値は分からないが、配置している記者の数は新聞社より1ケタ少ないと考えていいだろう。例えば、ある民放では、所在地に隣接する県には中堅1人、若手1人の計2人で全部だ。

で、どうやってニュース原稿を間に合わせるか。基本的に通信社配信のものを使う。それを短くするなど申し訳程度に手を入れる。

もし、現地中継があるならば、あとは冒頭に余分な一言を入れる。それで、自分が取材したような顔ができる。

私の知り合いのテレビカメラマンは、彼らのことを「記者」ではなく、「リポーター」と呼んでいた。その社の内部的にはそれが普通らしい。取材申し訳程度、原稿は通信社のもののリライト……「リポーター」の方が実態に近いと思う。

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