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- バイトなどの採用と、正社員の採用試験・面接は全く違う
パート・バイトは「指示したとおりにやる人」、人材派遣は「落とすなんてもったいない」、正社員は「将来性」
【パート・アルバイトで求められる人の条件】
パート・アルバイトの面接と、正社員の採用試験・面接では、正社員のほうが単にハードルが高くなったり、時間をかけて慎重にやるだけが違いではありません。
見るところが違います。これは漠然とは予想しているでしょうし、両方の面接を経験した人は、そういう実感もあるでしょう。
では、どのように「見るところが違う」かは理解していますか?
あっさり答えをいってしまうと……
パート・アルバイトの場合は、「指示したことをしっかりとやってくれる人。勝手に判断して、余分なことまでしない人」、正社員の場合は、「長い先の将来にまで渡って、会社に貢献してくれそうな人」
……です。
正社員は簡単にいってしまうと、「将来性」ですね。
ただ、この将来性はいろいろな考え方ができるので、会社ごとにも面接官ごとにも採用基準が異なります。
また、そういっても目先の人手不足のせいで、「だれでもOK」といった会社もあるでしょう。簡単に入社できはしますが、自分もすぐにやめてしまう可能性は高いです。
もちろん、ここまでの話は若い人の場合です。年代が上になれば、「即戦力」として判断されることが多くなります。
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【人材派遣の面接は落とすためのものではない】
参考までに人材派遣の場合の採用(登録面接)を挙げておきます。
ここからの話は、資格が必要だったり、登録にもしっかりとしたスキルチェックを受けるものとは違います。時給1,000-1,500円といった、特に技能を求められていない場合です。
基本的に落とすためのものではありません。「何人も候補者がいて、その中から最も優秀な人を残す」というものではないのです。
派遣先は人材派遣会社に人集めを丸投げしていて、人材派遣会社は1人でも多く送り込むほど利益になります。人材派遣会社にすれば、「少々問題があろうがなかろうが、送り込むことさえできればOK」「自分のところで、落とすなんてもったいない」といったところです。
それでも落ちることがあるとすれば、かなりの確率で、単純に「派遣先が指定した条件に合っていなかった」です。男性・女性、年齢などなど。あるいは「主婦は不可」などが考えられます。
男女雇用均等法などが強化され、性別や年齢で採用に差別をすることが禁じられています。なので、募集広告にははっきり書いていません。ですが、実際にはそれがチェック項目になっています。
字面だけ整えた法律のせいで、応募者こそいい迷惑です。「全く可能性がないのならば、最初からいってくれよ」といいたいでしょうし、「なんで落ちたのか」と疑心暗鬼にさせられた人も多いでしょう。
【なにを見られているかは、実際の面接で判断するのが一番】
つまり、ここでいいたいのは、「パート・アルバイト、人材派遣での面接・登録面接は何の参考にもならない」です。
いわれなくてもわかっているようなことですが、現実を直視できない人もいるかもしれませんので、しっかりと頭に刻み込んでおきましょう。
また、新卒の時などに正社員の採用試験・面接を受けたことがあっても、どこもあっさり落ちているようならば、全くできていない証拠ですから、これも現実を直視しましょう。
必要なことは……
・ハローワークの、職業紹介会社をいくつも回り、信頼できそうな担当者(アドバイザー、相談員)を見つけ、客観的な評価をしてもらうこと
・四の五のいわずに、まずは応募して、面接も受けてみる
……です。
ハローワークなどを「いくつも回り」というのは、当たり外れがあるからです。同じハローワーク・職業紹介会社の中で担当者次第で全く様相が変わってしまうことも覚えておきましょう。担当者ごとの差を考えると、「ハローワークのほうがいいか、職業紹介会社のほうがいいか」もほとんど意味がありません。
応募する先は、十分に検討したところ、本当に行きたいところではなくてもいいです。というよりも、最初は「行きたいかどうかもよくわからない」ぐらいでちょうどいいです。
いきなり本命に行ってしまうと、様子を見る・参考にするという余裕がなくなってしまいます。
本当に内定が出たら、その時点で辞退すればいいだけのことです。遠慮することはないです。そこまで互いにつきあったのに、向こう(会社側)は応募者に対して、「この会社で働きたい」と思わせるようなアピールができなかった……ということなのですから。
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非正規(パート・アルバイト、派遣社員)から正社員になるには
非正規雇用は長くは続けない。20代で一度は正社員とならないと、新人教育を受ける機会を逃す
就職サポートは担当者次第。業者の評判がいい悪いには関係なく、ハローワークまで含めて、信頼できそうな担当者を探す
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