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パートなどの後任・引き継ぎは、常に考えておくのが、使う側の心得
【「後任が見つかるまで」のはずが、勝手に契約更新されることも】
いよいよ、正社員に決まりそうなとき、パート・アルバイトなどをやっていたら、それをやめる手順も気になってくるでしょう。
中には、それよりも早く、「就職活動に集中したいから」といってパートなどを先にやめておく人もいるでしょう。
そういった時に気になるかもしれないことのひとつが、「今やっているパートなどでの仕事の引き継ぎをどうするか」です。
厚かましいパート・バイト先の場合、しばしば「後任が見つかるまで待ってくれ」「引き継ぎが済むまで延長してくれ」といった引き留め方をされます。
これが人材派遣になると……「後任が見つかるまで」といった話だったのが、いつの間にかあいまいにされ、気がつくと勝手に労働契約が更新されている……といったこともしばしばです。
労働関係に限らず、契約は双方が合意して初めて成り立つものです。勝手に更新されたものは無効です。ですが、そのまま押し切られてしまうことが珍しくありません。
やめる予定にしている日までに終わる引き継ぎならば、やってあげればいいでしょう。
それを超えるものに応じる必要はありません。やめる日までに終わらせるために、それまでになかった残業をする必要もありません。
自分の負担増になることは拒否しましょう。
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【パートなど仕事は、常に正社員がカバーできる体制になっているのが基本】
そもそも、「そのパート・バイトがいなければ、引き継ぎができない」というのは、マネジメント上の失敗です。その職場の管理者の責任です。
その職場内の関係に限ると、パート・アルバイト、派遣社員も責任がありますし、仕事もちゃんとやり遂げなければいけません。ですが、しょせんパート・アルバイトです。会社の外との関係では、「その会社の人」としては扱われません。
ですから、パートなどがやる仕事はどんなものでも、正社員がカバーしておくのが、正しい形です。
違う言い方をすれば……
パート・アルバイトには当事者となるだけの権限は与えられていない。
……ということです。
なので、パートなどがトラブルを起こすことがあれば、そのカバーしていた人の責任にもなります。とすれば、引き継ぎの内容も、パートらを職場で使っていた正社員が承知しているのが当然です。
もし、「今までいたパートさんがいなくなって、引き継ぎができなくなった」というのであれば、「正社員の側で当然するべきだったパートさんらへのカバーを怠っていた」ということです。
【「後任が見つかるまで」も応じる必要がない】
「いまやめられたら困る。仕事が回らなくなる。次の人が決まるまで待ってくれ」も応じる必要がありません。
そもそも、パート・アルバイトなど非正規社員は、勝手気ままなものです。それが許される代償として、「身分が不安定」「給料が安い」「退職金なし」「福利厚生なし」を受け入れているのです。
「パートなどはいつやめるかわからないので、それに備えておく」「急にやめられて困るような担当には正社員をあてておく」というのは、経営者・雇用者側の当然の心得なのです。
無理に引き伸ばしにかかる経営者・雇用者はそれだけで、経営者失格・管理職失格です。応じてやる必要はありません。
もし、それが人材派遣会社の担当さんならば、「その後任を見つけるのがあなたの仕事でしょ。それで給料をもらっているんでしょ。私にしわ寄せしないでください」と思っておけばいいのです。
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