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- パート・アルバイトからの正社員へのステップ
- 抜けだせずに、派遣社員を選ばなければいけない時もある
すり減ってしまうほど、パート・アルバイトをがんばらない。抜け出す余力がなくなって、得するのは雇用者側
【パート・アルバイトをやりながらも、就職活動はできる】
中には、「就職活動のために、バイトやパートをやめた。それから正社員への就職活動を始めた」という人もいるでしょう。
そういった人が、なかなか就職が決まらないと、「もうあきらめて、バイト・パート生活に戻ろうか」といった考えも頭をよぎるでしょう。
でも、それ、「問題の先送り」にしかなりません。
まだエネルギーが残っているのならば、パート・アルバイトの勤務の合間を縫って、会社訪問・面接などに出かければいいのです。
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【正社員に決まって、パート・バイトを即座にやめても、法律上は大丈夫】
「バイト先が許してくれるか……」ですって?
バイトはしょせん、「手伝い」です。「いつやめるかわからない」「勤務も、相手(バイトさんの)側の都合のいい時だけきてもらう」「仕事の上での重い責任は持ってもらわなくていい」というのを承知で雇うものです。
その代わりに、安い給料、福利厚生なし、長期雇用の保証なしなど貧弱な条件で使うことができるのです。
どのくらい安い給料かは、様々なコストまで含め、人件費として考えると、派遣社員の場合で正社員の3分の1程度、パート・アルバイトならば、さらに3、4割く済んでいるはずです。
そういったひどい状況に追い込んでおきながら、そこから抜け出す努力(正社員への就職活動)を邪魔するのは、おかしいと思いませんか?
堂々と就職活動を優先させればいいのです。
また、「正社員が決まって働き始める時に、まだパート・バイト、派遣社員の期間が残っていたらどうするか。途中でやめることができるか」も気になるところでしょう。
相手(パート・バイトの雇い主、人材派遣会社)はガタガタいうかもしれません。ですが、これは「辞めるのに十分な理由」として認められています。
それでやめても追っかけてくることはないはずです。どうしても気になる人は、都道府県・市町村が用意している労働相談の窓口や、労基署(労働基準監督署)の連絡先でも確認しておけばいいでしょう。
【「サボらない」けれど「がんばらない」……を心がける】
この時に問題になるのが、「パート・バイトなどで疲れきってしまって、就職活動に使うエネルギーが残っていない」という状態でしょう。
「どんな仕事でも一生懸命」というのは美徳と考える人も多いでしょう。決して否定しようとも思いません。
また、好むと好まざるにかかわらず「ブラックバイト」や「悪徳人材派遣会社」に捕まってしまって、にっちもさっちも行かない場合もあるでしょう。
私も放っておいたらいくらでも仕事を増やす派遣先で働いていました。
その時に「仕事が多くて大変だろう」と言われたことがあります。あいては、その持ち場の責任者です。大して深い意味もなく、お天気のあいさつ同様のものだったと思います。
私の返事は「いいえ、私は自分一人ができる分をやるだけですから」。相手は「がんばります」ぐらいの答えを予想していたのでしょう。二の句が告げないようでした。
でも、「仕事の量が多すぎて、予定通りにさばけない」「配置した人数が少ない」「その職場全体の手順が間違っている」などは、そこの管理職や経営者の責任です。パート・アルバイト、派遣社員が自分の負担でカバーしてやることではありません。それに、「自分一人ができる」以上にできるはずがありません。
「サボることはない。だけども、自分を追い込んでまでがんばることもない」という働き方で十分でしょう、非正規雇用者なんですから。
くれぐれも、「しょせん手伝い」でしかないのに、自分をすり減らし、その「しょせん手伝い」の立場から抜け出す余力さえなくすようなことのないように。
あなたがすり減った分は、経営者や人材派遣会社が、その分の給料も支払わずに受け取っていることにしかなりません。
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非正規(パート・アルバイト、派遣社員)から正社員になるには
非正規雇用は長くは続けない。20代で一度は正社員とならないと、新人教育を受ける機会を逃す
就職サポートは担当者次第。業者の評判がいい悪いには関係なく、ハローワークまで含めて、信頼できそうな担当者を探す
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