登録面接、私の場合 採用・不採用の判定というよりは、担当者の情報収集

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「面接」というよりは、「打ち合わせ」のような雰囲気

サイト上の求人情報の中から一つ選んで応募。そのサイトを運営しているところと連絡を取りました。

面接に行き、担当者は企業ごとで決まっているのを知りました。その企業の担当者一人だけが面接官です。

場所はごくごく当たり前の事務所の応接セットでした。

【法律はわざとノーチェック】

その時点では私は全く「労働者派遣法」をチェックしていませんでした。

「『いやだ』と思ったところで、目先のお金は要る。おかしいところや、不満なところを見つけたところで、やめるわけにはいかない。むしろ、そんな理屈を知っていれば邪魔になる」といった考えでした。

今、振り返って考えても「この方針は間違っていなかった」と思っています。

なので、その時は気が付かないまま、事態が進行していましたが、この先いくつもの法律違反や非常識を、職場となった工場で目にすることになります。

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【担当者も私も、関心はすでに「事前面接」】

派遣先企業の「事前面接」のあることを大前提に話が進んでいることも、そのひとつです。

担当者との面接は、途中から、どうやって先方の面接をクリアするかの相談になっていました。

「昔どんな仕事をやっていたか」「辞めた後、十年も何をやっていたか」「今なぜこれに応募してまでお金がいるか」といった話をしました。

が、「担当者が私をチェックしている」というよりも、「受け入れ先に私のことを説明するために、情報を収集している」といったように見えました。

【履歴書を相手には手渡していないらしい】

私が提出した履歴書に、私の言ったことをボールペンで書き加えていたのが印象に残っています。

「おいおい、履歴書をメモ代わりにしたらいかんやろ」と思いながら眺めていました。

事前面接同様、履歴書を先方に渡すことも禁じられています。が、「現実にはどこでもやっている」との声が多いです。

このメモ書きを入れていることから考えて、この時の場合は、そのままのコピーを相手に手渡してはいないと考えていいでしょう。

が、派遣先の“面談”では私の個人情報は筒抜けになっていました。

【どうやら、だれでも合格だったらしい】

面接が終わった時点で、「担当者は合否のチェックをしているというよりも、すでに『どうやって相手に押し込もうか』というスタンスになっている」と確信していました。

おそらくは、そこで「不採用」ということはほとんどなく、来た人間は全部、先方に持って行ったのだと思います。

仮に合否を判定するにしても、その担当者一人が決めていいことになっていた感じです。

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