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経歴がよすぎても、履歴書にウソは書けない。あとは相手の出方次第
私のようなケースも今は結構多いかもしれません。かつては、大企業・有名企業に勤めていて、人材派遣会社の求人に応募する場合です。
あるいは自分で事業をしていて、それがうまくいかなくなって、派遣労働から再スタートする場合もあるでしょう。こういった人は、かつては「社長」だったわけです。
【履歴書は派遣元と派遣先の二回チェックされる】
私も「履歴書をどこまで正直に書くべきか」といったことで、すこし立ち止まってしまいました。
履歴書をチェックするのは、人材派遣会社と派遣先の企業の二回です。
派遣先は田舎の小さい製造工場です。元社長や、大企業の元社員に対し、「その種の人間はこんな仕事に耐えられないだろう」「きっと文句が多いに違いない」「権利意識が強いに違いない」と考えることも予想されます。
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【派遣元と派遣先で採用の判断が割れることもある】
結論をいうと、実際に敬遠されました。
派遣労働の採用されるまでの手順は、①「人材派遣会社の面接だけで、ほぼ決まりのところ」、②「人材派遣会社と派遣先の企業の二回面接をやるところ」などがあります。
あるとき、「人材派遣会社の面接+派遣先の承諾」で決まるところを受けました。
人材派遣会社の段階では、担当者は「採用」の言葉だけは出さないものの、「実際のところ、採用はどうでしょうか」と質問すれば、「大丈夫ですよ」との返事はもらっていました。
工場の見学も済ませ、その人材派遣会社が送り込んでいるほかの派遣労働者との顔合わせも済んでいました。
が、「派遣先の承諾」が得られませんでした。派遣先の社員とは全く面談していません。履歴書だけの判断だったのは疑いようがありません。
【この手順自体が「派遣労働法」違反とは、後で知る】
実はこれは「派遣労働法」違反です。人材派遣会社が採用を決めた人間を、派遣先は断ることができません。
それどころか、派遣先が面接をしたり、履歴書をチェックし、採用を左右してもいけません。が、実際にはこの違反は慣習になっていると考えていいようです。
私も不勉強でこれを知ったのは、ずっと後でした。また、人材派遣会社の担当者も当たり前のこととして進めていました。
【「よすぎる経歴」がどう出るかはわからない】
逆の場合も経験しています。採用の判断自体は変化がなかったとは思います。が、特別な興味を持たせたのは確かです。
派遣先の工場での面接のときに、人事担当者だけではなく、わざわざ経営者が出てきたのです。人材派遣会社の担当者も、「こんなのは初めて」と驚いていました。
「よすぎる経歴」が不利になるかどうかは、おそらくは、その時に採用・不採用の権限を持っている人のさじ加減ひとつです。
この工場では、働き出すと、これからこのサイトで書くようなトラブルが発生しました。おそらくは今はあの経営者も「あの種の経歴をもった人間はもうこりごり」と考えているでしょう。
私の後から行く同種の人間は、一転して不利になっていると思います。
【経歴詐称はバレルと言い訳が利かない】
もし、派遣で単純労働に行くのならば、「よすぎる経歴」は不利に働くことの方が多いと思います。私が相手の立場であっても、「そんな相手は扱いにくい」と考えるでしょう。
かといって、ウソを書くわけにもいきません。
時おり、「高卒募集」の公務員に大卒者が応募。採用になって、何年もたってからバレて免職になった……なんてニュースも出ます。
「なるべくさらりと書いて、どの程度触れるかは相手の興味しだい」とするしかないでしょう。
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