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ガマンして中途採用での転職を考える手もあるが、そうは簡単ではない
【就職活動中の「あれ? おかしい」には目をつぶらない】
このサイトは、「それまで正社員の経験がない・ほとんどない」という人たちが、正社員になることを念頭に置いて書いています。
そういった人たちには焦りもあって、少々問題ありの企業でも採用通知が出れば、飛びついてしまう場合もあるでしょう。
そういった問題点は、後から考えると、多くの場合、「会社説明会の内容」「面接官の様子」「応募者の応対に出てきた社員の態度」、もし見ているのならば「職場の雰囲気」などにいくらかは気配はあったはずです。
それらを軽視しなかったでしょうか?
「君ら(就活生)の側からも、この会社を見て『就職先として選んでいいところかどうか』を判断するようにしてください」とは、実際に私が新卒での面接の時にいわれたことです。
つまり、「ダメな会社のようだったら、こちらから落とす」ということがあってもいいのです。
その「落とす」をしなかった結果が、あまり気に入らないところ、下手をするとブラック企業への就職になってしまうのです。
現実には、そういった問題点をキャッチするのは難しいかもしれません。ですが、「就職活動というのは、一方的にこちら『雇ってください』とお願いするものにしてはいけない」と知っているだけでも、いまひとつ満足できない会社に就職してしまう可能性は、ぐっと減るはずです。
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【ちゃんとセールスポイントがないと、どんどん自分の「値段」が安くなる】
「いったん正社員として働き出したのにやめるデメリット」はいくつもあります。だれでもが思いつくような月並みものを挙げておくと……
・収入がなくなる
・就職活動をもいちどしなければいけない
……などです。
ですが、最も気をつけなければいけないのが……
・次の就職活動で、「自分の売値が安くなる」です。言い換えると、「応募者としての魅力が減る」「前よりも採用を取りにくくなる」「次に受けるところは、さらにレベルを落とさないといけないかもしれない」です。「次に採用されても、そこでも、うまくいくかどうかわからない」というのもあります。
「自分の売値が安くなる」の最大の理由は、「仕事が長続きしない人」とみなされてしまうからです。
これを払拭するには、よほどしっかりとした「前のところをやめた理由」が必要です。また、仮にそれがあっても、次の就職活動で回る先の面接官らは、どうしても「どうせうちに来ても……」と疑いの目で見るでしょう。
特段のセールスポイントがなく、ほかの人と似たりよったりならば、「履歴書が汚れていない人(転職回数が少ない人)」を選びたくなるのは、無理のないところです。
【もし、ガマンできるのならばそこに残って転職活動。ただし、何年もいてはいけない】
そういうデメリットがあってもスパっとやめてしまうか、あるいはガマンして働き続けるかは、その時の状況なり自分自身の判断なので、簡単にはいえません。
ただ、もしいくらかはガマンできて、続けることができそうならば、メドは3年です。
一般的に「経験者採用」としている時の、「経験者」とは3年以上、その職種についた人のことをいいます。
こうなれば、今度は「第二新卒」「既卒者」対象の募集ではなく、「中途採用」での募集が対象になってきます。
ただ、3年程度では、「セールスポイントになるほどのスキルは身についていない」などと自分では思うことが多いでしょう。
だからといって、それ以上伸ばすのも考えものです。当初は持っていた「こんな会社で続けていたらロクなことはない」という判断が、だんだんとどうでもいいことになっていきます。
私の回りにいて、会社に対する愚痴をいい、機会があるたびに「やめるつもりだ」といっていた人たちも、「あと、◯◯の条件が整ったら退職する」といいながら、結局ズルズルと残っています。
長引けば長引くほど、たいていの人はやめるための状況が整うよりも、「やめられない」とする理由のほうが増えていきます。
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