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嘘の情報と、「パロティング」に要注意
【情報は多ければいいというものではない】
求人情報は、ハローワーク、求人誌、ネット上などで見つかります。登録すれば、職業紹介会社のものも見られます。
面接の受け方、履歴書の書き方、筆記試験の準備の仕方なども、いろんなサイトもあれば、本もたくさん出ています。このサイトもそれらのひとつですね。
ただ、情報は集めれば集めるほどいいわけではありません。いい加減なものもあれば、ウソもあります。
ウソの代表は「ブラックリスト」です。「企業や業界を超えて共有されている、採用不適格者の名簿」とされているものです。
そんなものありません。少しでも社会人経験(正社員としての経験)がある人ならば、だれでも即断できることです。
フリーター、バイト・パート、派遣社員といったように、会社内で働いていても、“端”の方にしかいたことのない人は、けっこう引っかかってしまいます。
人生経験・社会人経験が乏しいのは仕方のないところですが、それらを限界まで発揮させ、自分の経験や実感の上でおかしいものは排除していかなければいけません。
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【職業紹介会社に押し切られない】
自分自身の判断では、「あやしい」「おかしい」と思っても、周囲の人の一言で安心してしまうような場合があります。それで、しばしばそれも間違った方向に持って行かれます。
それらのひとが、あなた自身よりも詳しいとは限らないし、あなたのことを心配しているとは限りません。「関心もないし、無責任だからこそ、簡単に答えを出せる」ということさえ、珍しくありません。
特に警戒しなければいけないのが、職業紹介会社です。
職業紹介会社は、求人情報をたくさん持っていますし、しっかりサポートもしてくれます。面接での受け答えの仕方、履歴書の書き方などまで面倒を見てくれるでしょう。
ですが、彼らの最終的な目的は、「就職を決めさせて、会社側から手数料をもらう」です。中には、こちら(求職者)の希望や、相手(会社側)が欲しがっている人材かどうかもおかまいなしに、話をまとめてしまおうとする職業紹介会社や担当者もいます。
利用する価値はありますが、任せっきりにしてはいけません。ポイントごとにで自分で判断をし、押し切られないようにしましょう。あまりにしつこいようでしたら、担当者を変えてもらうか、よその職業紹介会社を使うようにします。
あなたの就職は、担当者らにすると数ある仕事の中の一件ですが、あなたには一生の問題です。
【情報元で、一番危ないのは親】
周囲の人からのアドバイス、あるいはネット上などで手に入る情報で多いのは、「パロティング」です。
「新聞記事やテレビニュースなどのタイトル分程度だけ覚えていて、肝心の内容は知らない・理解していない。なのに、自分の意見であるかのようにいう」ことをいいます。
その「タイトル分程度」の例としては、「有効求人倍率が高くなって、今は就職しやすいはず」「この先は○○の業界がいい」「○○にさえ就職しておけば、将来は安泰」「○○社は給料が高い」などがあるでしょう。
ひとつだけ見ておくと、「有効求人倍率は高い」のは事実です。ただし、その数字には、非正規雇用(パート・アルバイト、派遣社員など)まで含んでいます。また、空求人(空広告、釣り求人)で水増しもされています。実態は反映していません。
あなたにアドバイスしてくる相手がどこまでわかっていっているのかは気にしなければいけません。当事者であるあなたより詳しいことは、そんなには多くはないはずです。
特に怖いのは親です。「子どもの心配をするのは親の務め」とばかりに、テレビなどでちょっとだけ耳に挟んだことを吹き込んできます。
こんな親にどう対処するかは、難しいところです。少なくとも動揺したり、振り回されたりしないようにしましょう。
もっと知る
- 職業紹介会社と人材派遣会社の違い☜
- 職業紹介会社にも種類がある☜
- 「ブラックリスト」など馬鹿げた情報に振り回されない☜
- 採用されるためにはなにをすればいいのか☜
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それでも人材派遣会社を利用するなら
「求人内容と実際の仕事内容が違う」などのトラブルは、「どうせその程度のもの」と割り切る
あまりにひどい派遣先に当たったら、法律を使って堂々と退職する。基本となる法律は目を通しておく
非正規(パート・アルバイト、派遣社員)から正社員になるには
非正規雇用は長くは続けない。20代で一度は正社員とならないと、新人教育を受ける機会を逃す
就職サポートは担当者次第。業者の評判がいい悪いには関係なく、ハローワークまで含めて、信頼できそうな担当者を探す
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