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- 職業紹介会社にも種類がある
ニート、パート‥アルバイトからの人が使うのは、一般紹介型職業紹介会社
【まさかと思わずに、いま一度募集の種類の確認を】
「そんなところから間違えるか」といったところですが、「人材派遣会社と職業紹介会社の区別がつかない」という人が実際にいます。
その結果、「正社員になったつもりが、派遣社員だった」といったことが起きています。
「本人がうかつだった」とばかりはいえないようです。
(1)多く業紹介会社が人材派遣も兼業している。求人広告がどちらのものか、わからないような書き方をしている
(2)法律のすき間を狙って派遣社員を確保するため、わざと勘違いさせるような募集の仕方をしている
(3)新卒で就職するなどの場合、担当者がいて、その人に任せてしまうと、勝手に人材派遣の方に話をまとめてしまう
……といったことが考えられます。
たとえば、(1)の場合、「職業紹介会社」が、「人材紹介会社」「転職サポート」「転職支援サービス」などの名称も使っています。実は違いはありません。
ここにさらに別種のものである、「人材派遣会社」が加わります。こちらも別名があり、法律で使う言葉に合わせるならば、「労働者派遣業」か「労働者派遣会社」です。
流れに任せてしまうと、どうなっているかさっぱりわからないままになってしまうでしょう。
「ちょっとした違和感」程度のものでも、おかしいと思うことがあったら、念のための確認しましょう。
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【職業紹介会社の種類】
職業紹介会社の場合、次の3種類があります。
・一般紹介型(一般登録型)
「企業など労働者がほしいところが、業者に依頼して求人の手配をしてもらう」「就職したい人が求人のある企業などを仲介してもらう」といった形です。
普通はこのイメージでしょうし、「非正規雇用から正社員になりたい」と思って求人を探せば、ほぼ自動的にこれになっているはずです。
・サーチ型
いわゆる「ヘッドハンティング」です。企業側が必要な人材の条件を挙げ、それに合った人を業者が探し、転職の誘いをかけます。
・再就職支援型
それまで社員だった人が、リストラや定年で退職する場合に、次の行き先を探す手伝いをする形です。
サーチ型と再就職支援型は、このサイトを見ている人には無縁でしょう。ただ、職業紹介会社の中にはこのうちの2つ3つを兼ねている場合があります。もし、登録しようという職業紹介会社の候補がいくつかあるのならば、もちろん一般紹介型に力を入れているところにしましょう。
【職業紹介会社を使うメリットとデメリット】
一般紹介型の場合、登録者(求職者)には一切料金はかかりません。業者が会社側に紹介した人が採用されるようならば、その時に会社側が代金を支払います。ある意味「成功報酬」ということですね。
このために、質の良くない業者・担当者の場合、募集側・応募側の希望や適・不適もお構いなしに、どんどん話をまとめようとする場合があります。
職業紹介会社を使う最大のデメリットはこれでしょう。
相手にとっては、「仲介の報酬一件がもらえるかどうか」ですが、あなたにとっては一生の問題です。そんなそぶりが見えたら、担当者を変えてもらうか、その業者は使わないようにしましょう。
メリットとしては、「未公開求人情報」がアピールされることが多いです。ネットなどでは見ることができず、登録すれば初めてチェックすることができたり、登録者の中でも条件に合いそうな人だけに担当者の方から話が切り出されるシステムです。
ただ、これが生きるのは、職業経験・スキル・資格などセールスポイントがはっきりしている人です。非正規雇用から正社員を目指す人のほとんどは持ち合わせていないでしょう。
また、こんなシステムがあるのは、企業や応募者のためではなく、職業紹介会社が自分のところだけに案件を抱え込むためなのは明らかです。
とはいえ、利用できるものならば利用したほうがいいです。
最大のメリットは、二人三脚で就職活動を進めてくれる担当者がつくことです。履歴書の書き方、面接での注意点、求人情報の内容の解説など、社会人経験のない人には強い味方です。
ただし、これは先に挙げたデメリットの「お構いなしに、どんどん話をまとめようとする」と背中合わせなのは忘れないようにしましょう。
・「任せきりではいけない。ポイントポイントで自分自身で判断する
・どんな姿勢でとくりんでくれているか、担当者のチェックは欠かせない
……ということです。
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それでも人材派遣会社を利用するなら
「求人内容と実際の仕事内容が違う」などのトラブルは、「どうせその程度のもの」と割り切る
あまりにひどい派遣先に当たったら、法律を使って堂々と退職する。基本となる法律は目を通しておく
非正規(パート・アルバイト、派遣社員)から正社員になるには
非正規雇用は長くは続けない。20代で一度は正社員とならないと、新人教育を受ける機会を逃す
就職サポートは担当者次第。業者の評判がいい悪いには関係なく、ハローワークまで含めて、信頼できそうな担当者を探す
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