二重派遣の実例③ 大和エンジニアリングサービス(福島第一原発事故関連)

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二重(多重)派遣プラス禁止業務。生命の危険のあるところに送り込む


福島第一原発の収束作業も含め、原発関連には二重派遣や偽装請負が横行していることは、周知の事実です。

さらには下請けが何重にも絡んでいます。

このように間に挟まる企業が多ければ多いほど、実際に労働している人の受け取り分が少なくなります。

これを全部理解するのは大変な作業です。労働者がもっとも直接的にかかわりのある部分だけ、採り上げてみます。

【福島原発事故の作業に長崎の企業が派遣】


事例は平成25年4月に厚労省・長崎労働局が事業改善命令を出した分です。

派遣元 → アグレス → 大和エンジニアリングサービス

派遣元(複数) → 創和工業 → 大和エンジニアリングサービス

と、大和エンジニアリングサービスが二つのルートで派遣労働者を受け入れていました。

大和エンジニアリングサービスと創和工業は佐世保市、アグレスは長崎市に本社があります。

それでも人材派遣会社を利用するなら

「求人内容と実際の仕事内容が違う」などのトラブルは、「どうせその程度のもの」と割り切る


あまりにひどい派遣先に当たったら、法律を使って堂々と退職する。基本となる法律は目を通しておく
非正規(パート・アルバイト、派遣社員)から正社員になるには

非正規雇用は長くは続けない。20代で一度は正社員とならないと、新人教育を受ける機会を逃す


就職サポートは担当者次第。業者の評判がいい悪いには関係なく、ハローワークまで含めて、信頼できそうな担当者を探す

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