労働者派遣の歴史⑥・派遣切りに遭った人の数

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「契約期間を守らない」のは派遣元・派遣先も同じ、いざとなったら大量の派遣切り


ネット上の質問コーナーを見ているのと、実に多いのが「まだ契約期間中です。やめたいのですが、どうすればいいのでしょう?」といったものです。

が、人材派遣会社や派遣先が、リーマン・ショック後に実施した派遣切りがどんなに大規模だったのかを知れば、「こんなブラックなやつらに、こちらが誠意をもって相手をする必要があるのか」といった気分になるでしょう。

【派遣切りのピークは2008年から翌年にかけて】


一体、何人が派遣切りに遭ったのでしょうか。

厚生労働省が、平成21年(2009年)10月21日時点で把握した「昨年10月から本年12月までに実施済みあるいは実施予定の雇用調整」の数値を見てみましょう。

リーマン・ショックが起きたのが、平成21年(2008年)9月。「年越し派遣村」が話題になったのが、その年の年末から翌年にかけてです。

つまり、「最もひどい状況だった時のほぼ一年間分」と考えていいでしょう。

それでも人材派遣会社を利用するなら

「求人内容と実際の仕事内容が違う」などのトラブルは、「どうせその程度のもの」と割り切る


あまりにひどい派遣先に当たったら、法律を使って堂々と退職する。基本となる法律は目を通しておく
非正規(パート・アルバイト、派遣社員)から正社員になるには

非正規雇用は長くは続けない。20代で一度は正社員とならないと、新人教育を受ける機会を逃す


就職サポートは担当者次第。業者の評判がいい悪いには関係なく、ハローワークまで含めて、信頼できそうな担当者を探す

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