人材派遣会社の求人内容がインチキな実例 福島原発関連

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募集内容は「原発30キロ内」、実際は「原子炉建屋内」


昨年7月、長崎の四十五歳の男性が、「多重派遣の状況で働かされた」と訴え出ました。

多重派遣も問題です。が、ここはその求人時の内容と実際の仕事の違いに注目してみます。

【出発前にすでに「原発敷地内」にすり替えられる】


まず、求人時の内容です。

仕事の紹介を受けた「前田工業」からは、「原発30キロ圏内のがれき撤去で、日当11,000円」でした。

が、それが「詳細は『福田工業』で聞いてくれ」ということになり、福田工業からの話は「原発敷地内での作業。原子炉建屋内ではない。日当14,000円」となっていました。

福田工業も派遣先ではありませんので、ここですでに二重派遣の形になっています。

それでも人材派遣会社を利用するなら

「求人内容と実際の仕事内容が違う」などのトラブルは、「どうせその程度のもの」と割り切る


あまりにひどい派遣先に当たったら、法律を使って堂々と退職する。基本となる法律は目を通しておく
非正規(パート・アルバイト、派遣社員)から正社員になるには

非正規雇用は長くは続けない。20代で一度は正社員とならないと、新人教育を受ける機会を逃す


就職サポートは担当者次第。業者の評判がいい悪いには関係なく、ハローワークまで含めて、信頼できそうな担当者を探す

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