労働者派遣が禁止されている業種とその理由・建設

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初めて派遣に行く人は、一見「建設の仕事ではない」ものに要注意


労働者派遣法で「建設」は禁止業種に入っています。

禁止されているのは、民間の業者によるものです。職安(ハローワーク)の手配による無料の派遣労働は可能なのです。

が、現実には建設現場に行く日雇いの派遣労働者は、それ以外にもいます。もちろん違法な世界です。黙認されているのが現状です。


【山谷や西成の日雇いが、この建設の派遣労働者の典型】


建設の派遣労働者といえば、ひとつのパターンとして、「東京の山谷や大阪の西成など、ドヤ街といわれるようなところに住んでいて、日雇いで働き、その日暮らしをしている」というのがあります。

職安による紹介だけで、仕事にありつけるわけではありません。「ドヤ街の職安の周囲には、手配師が待ち構えており、多くの労働者がこれに応じて、連れられていく」というのは、当たり前の光景になっています。

「港湾運輸」の日雇い同様、昔からヤクザも入り込むことが多く、ピンハネや強制労働、危険など労働者がきわめて劣悪な状況に置かれることが多いのが、建設の派遣労働です。

「このため、国がコントロール下に置こうとしたが、いい加減にしか実行されていない」といったところです。

それでも人材派遣会社を利用するなら

「求人内容と実際の仕事内容が違う」などのトラブルは、「どうせその程度のもの」と割り切る


あまりにひどい派遣先に当たったら、法律を使って堂々と退職する。基本となる法律は目を通しておく
非正規(パート・アルバイト、派遣社員)から正社員になるには

非正規雇用は長くは続けない。20代で一度は正社員とならないと、新人教育を受ける機会を逃す


就職サポートは担当者次第。業者の評判がいい悪いには関係なく、ハローワークまで含めて、信頼できそうな担当者を探す

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