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“ミスマッチ”を感じるのは、受け入れ先だけではなく、労働者も同じ
受け入れ先の「事前面接」とも「面談」ともつかないものが終わった後にようやく、仕事場となる工場の見学です。
ここまで、自分がやるはずの仕事について知っていたのは、一番最初のネット上の求人広告に出ていた「目視による簡単な製品の検査」だけです。
【ようやく“目隠し”が外される】
ここまで、人材派遣会社での面接、受けれ先での「面接」とも「面談」ともつかないものをこなしてきています。
この間、向こうは「うちで使おうかどうしようか」とチェックを入れているのに、こちらは「自分が納得いくような仕事の内容と量か。時給に見合うものか」を考えるような情報は全く与えられていません。
折りたたむ
【行ったところは、電子基板の穴開け加工の工場】
工場は電子基板のNC加工をやるところでした。
「コンデンサーだのICだのを突き刺すための穴を開けるところ」というのが、最も単純な説明になるでしょう。
空ける位置は、コンピューターが覚えていて、そこへ正確にドリルが下ろされていきます。
この行程を終えたものに、本来開けるべき位置が記された半透明のシートを当てて確認していくのが、「目視による簡単な製品の検査」のはずでした。
【労働者側もダメ出ししたい時があるはず】
「職場に欲しい人に来てもらえるかどうかチェックできないのはおかしい。事前面接を解禁しろ」という声が、主に受けれ先から出されているようです。
で、実際には多くの受け入れ先で、事実上の事前面接が行われています。法律に違反してまで、「この人は要らない」とやっているわけです。
が、本当は労働者側も、職場環境や会社を見て、ダメ出ししたい時もあるはずです。
【「やめておきます」と言えるタイミングはない】
そこには、結局五か月いました。その終了時に後任の担当者から教えてもらいました。
「○○さんがいる間に、五人送り込んだけど、全員一日でやめた」
彼ら全員とはいいません。が、見学した時点で、「これは違う」と思った人もいるはずです。「今回はやめておきます」という機会がどこにもないので、勤務初日まで来てしまったのだろうと想像しています。
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