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- ブラックリストは都市伝説②
ハケンさんをupしたブラックリストよりも、派遣元をupしたブラックリストが必要では?
契約期間中に突然辞めたり、あるいは就業直前まで行って、こっちから断ったり……
そういった過去があって、次の仕事が決まらない人が、必ずといっていいほど、疑心暗鬼になるのが、「ブラックリストがあるのでは……」。
【社内用の記録なら、あって当然。が、これはブラックリストとは呼ばないだろう】
社内に残る記録のことをブラックリストと呼んでいる場合もあるようだ。
が、これはブラックリストでもなんでもなく、当たり前に残すその人間に関するデータだろう。これは、なければむしろ不思議だ。
が、私の知っているハケン元の担当者も、急に辞めたりしている。仕事の引き継ぎが十分にされているとも思えない。
案外ルーズにしているところも多いのではないだろうか。
折りたたむ
【まともな組織人経験があれば、ないことなどすぐに分かるのだが……】
連続して面接に落ちるようなことがあると、どこかに理由を見つけたくなるだろう。
「愛想が悪いように思われたかも」とか、逆に「ヘラヘラしているように思われたかも」。男性ならば「服装がラフすぎた。ちゃんとスーツを着ていくんだった」とか、女性ならば「化粧が濃すぎたかも」なんて考えているかもしれない。
「ブラックストのせいで落ちた」というのが、理由の一つに浮かんでくるのも無理はないとも思う。
が、ハケンさんがハケン元やハケン先と抱えるトラブルの多くが、社会人としての経験の貧弱さ、世間知らずからきている。
「同業他社で、大事なデータを共有することがあるか」なんて、まともな組織人生活を送ったことがあれば、すぐに分かるはずだ。相手は競争の対象だ。他社がダメな人間を集め下手をしてくれたならば、自分の方の利益につながる。
【ネット情報を過信しないこと。おちょくるのが楽しみの人もいる】
で、こういった人がまず頼る情報元がインターネット。
特に相談コーナーなんて、どんな人が、どんな意図で回答しているかわからない。下手をすると「便所の落書き」だよ(あまり他人のこといえんけど……)。
Q:「ブラックリストって本当にありますか?」
A:「もちろんあります。同業の横同士のつながりはあります。表向きは、そう答えないだけです」
Q:「本当ですか?。横のつながりあるのですか。専門の方にお話が聞けて良かったです」
て、あんたこんな具体性のない話を信じるの?それに、どう「専門の方」やねん。
【ハケン元こそ、ブラックリスト入りしてるやろ】
こういう人が、どうしようもないブラックなハケン先に送り込まれても、「契約途中でやめたら、裁判で訴えられるかも」とか、「辞めたら違約金払うと誓約書にハンコを押したので辞められない」なんて、悩んでしまうんやろうなぁ。
ハケン元やハケン先のブラック企業の名前を一覧にしたリストを作って、ハケンさんの間に広める方がよほど需要があって、実現も近いと思うけど。
でも、ハケン元は基本的に全部ブラックか……
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