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だれも問題視しないし、だれも処罰を受けなかった
行って二週間目に、やってもいない検査をやったことにして、「検査済み」の欄には自分のサインを入れることになりました。
多少なりとも社会人経験がある人間でしたら、平然とはできないでしょう。「名前を入れる」ということは、私が責任をとります」ということになるのは、常識でしょう。
【これは「絶対にばれる」と思った】
このサイト内の「派遣先でのトラブルの実例」のメールの中にあるように、私がやっていた作業は、「プリント基板にはちゃんとドリルで予定していた穴が開けられています」ということをチェックする作業でした。
もし、開いていなければ、あとの工程でばれるでしょう。「だれがこれを通したのか」と問うのは当然の手順です。
折りたたむ
【たとえ時給1,000円の労働でも失うわけにはいかない】
別にこの派遣先の企業でどんなお粗末がされていようが、被害者がいない限りは、私には興味はありません。
コーポレートガバナンスがゼロで、将来がない会社でもかまいません。第一、数カ月しかいない予定の会社です。
が、指示自体が「検査したことにして、そのまま出荷しろ」です。その指示を受けたこちらが、その責任を取らされてはかないません。
たとえ時給1,000円の仕事でも、目先のお金が必要で働き始めたのです。それを失うわけにはいきません。
【不祥事発生に、処分の仕方も知らない会社】
もし、自分の方から報告しなければ、バレたときに糾弾を受ける側になるでしょう。
人材派遣会社の担当者にメールで連絡したのは、「先手を取っておく」というつもりでした。
さらに、その業務命令違反を指示した班長の直属の上司にも報告したことで、「十分、責任を回避できるだけのことはした」といったところでした。
あとの興味は、この班長にどんな処分が下るかでした。予想としては、「解雇もありうるか。停職ぐらいで済んだら大甘だ」でした。
が、公務員でいうところの最も軽い「厳重注意」すらありませんでした。社内で話し合われることなかったようです。
派遣会社を通して、最終的には経営陣まで話を上げたのにです。というよりも、自分たちでは、話を上にあげるシステムもなく、「話を聞いたところで、対処の仕方が分からない」といった様子でした。
【建物に人と機械を放り込んだだけの状態】
その様子を見てから、この会社・工場のことを、「建物に機械と人を放り込んだだけのところ」と呼ぶようになりました。
そうなった理由はいくつかあるのでしょう。が、おそらく最大のものは、創業者の社長が、高齢でもうワンマン経営もできないのに、次の人材が全くいないことでしょう。
唯一の分かる人間が機能していないのです。
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