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ほとんど「目隠し」されたような状態で進む面接
人材派遣会社での面接は、入社試験との面接とも、アルバイト採用の面接とも決定的に違うことがあります。
自分が働く場所が分からないのです。
【事前には派遣先は分からない】
面接を受けるまでに明かされているのは、「どんな職種」「何をやるか」ぐらいです。
これはせいぜい、「簡単な機械操作。補助。未経験者可」「電子部品製造。二交代制。簡単な作業なのですぐに慣れます」といったレベルです。
場所も大ざっばに、「JR○○線沿線」とか、「△△県南部」といった感じです。
私の住んでいるところのように、工場の多くないところならば、これらの情報でいくつかに絞れそうです。
実際にいくつか、想像してみました。が、まったく違っていました。
逆に、それで当たるようでは、人材派遣の求人広告の出し方として失敗なのでしょう。
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【就職試験では是非ものの「御社を選んだ理由」もない】
これが入社試験で、受験先を選ぶならば、まずは「業種」。それとほぼ同時に「企業」でしょう。
面接で語るべきは、志望動機。「この会社に入りたい」「この会社で働きたい」です。
また、面接する側も、「当社を選んだ理由」を聞いてくるのが基本でしょう。面接の中でのハイライトといってもいいかもしれません。
で、本当は滑り止めでも、「御社が第一志望です」と答える、というのが、ある程度、面接官と受験者の間で暗黙の了解になっています。
これがまったく成り立ちません。
【こちらからは何も条件を付けない」という覚悟は必要】
「働く場所を知らないのに、働きたいと強調する」ということになります。「何を強調していいのだろう」といったところです。
が、私の場合は、すでに覚悟は決めていました。三か月のつもりで、求人もそれを基準に選んでいました。
「長期の出張三か月のつもり。少々条件が悪かろうと、職場が気に入らないでも、その間は石にでもなったつもりで感情を殺す」です。
【だいたいシステム自体が矛盾だらけ】
結局、強調するのは、「真面目に一生懸命やります」と「私は気難しい人間ではありません」あたりでしょう。
派遣先がどこか分かるのが後なのに、「思ったのと違いました。せっかくだけれども今回は遠慮します」といえる場面があるのかどうか、今でも疑問です。
実は、大学卒業の時のある就職試験で、向こうの重役に「こちらから君たちを面接します。が、君たちもこちらを面接している。そういう考えでいてください」といわれたことがあります。
恐ろしい競争率の中、内々定をもらいました。が、面接が進む中で、「やっぱりこの会社は自分の行くところじゃない」と思わされるところがあって、本当にこちらから辞退しました。
企業と人のマッチングということでは、こちらの方が正常だと思います。
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