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「民主党不況」の真っ最中の応募
人材派遣会社との面接のときに、自分のマイナスポイントとして気にしていたことがいくつかあります。
何しろその当時は、民主党政権の失政で、日本経済がどん底の時です。「派遣切り」なんて話が横行していました。
「これで受かるんかいな」と疑心暗鬼で行った人材派遣会社の面接です。
【面接の様子】
面接場所は、その会社の事務所でした。県内の工業都市にありました。私の家からはちょっと遠かったです。
時期は真冬です。無地のシャツ、ノーネクタイ、ジャケット、スラックス、革靴で行きました。
ほかの項目でも書きましたが、服装を迷うような人はスーツにネクタイでいいでしょう。「それで不利になることはない」と思います。
面接官は一人です。後にその人がそのまま担当者となりました。
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【年齢、五十歳】
デメリットは、まずは年齢です。その時、私は五十歳です。
体はちゃんと動かしていたつもりです。が、もしほかに二十代の人がいれば、私が選ぶ側ならば、そちらを選びます。
面接に当たってくれた担当者は、話しているうちに、「派遣先の面接に進ませる」ということを決めてくれたようでした。話の内容が、「派遣先の面接で、いかにして体力に問題ないことをを強調するか」に変わっていました。
ほかの問題として、元の職業。
かつて勤めていたのは、だれもが知っている有名企業です。就職当時は「就職ランキング」の二十位以内でした。
「元の会社をボロクソいうのは、見苦しい」というのは、分かっていました。が、「なぜ辞めたか」の理由も必要です。
ただ、このころには世の中全体で、その業種が衰退産業であることの認識が進んでいたような気がします。この点を強調するようにしました。
【退職後の空白は十年】
さらに「その会社を辞めた後の十年、何をしていたか」の説明も苦しいところです。
仮に正社員の採用であれば、致命的な長さでしょう。「もう企業人としては復活できない」と考えるに十分すぎます。
「自分一人でできることでお金を稼いでいたが、リーマンショックで吹っ飛んだ」という話をしました。これはどんなに情けなくても、説明せざるを得ないです。
ただ、世の中全体で、そういう人も多かったので、さほど問題にはならなかったようです。それにこの年齢で派遣に応募してくる時点で、十分に訳ありです。
【何もわからないまま、あっけなく済んだ登録面接】
全体的には、「事前に緊張し、あれこれ悩んだほどのことはない」という印象です。
人材派遣会社の担当者も「とにかくいい人だから、一度見てくれと、派遣先にいう」と話してくれました。
また、うまくいった最大の理由は競争相手がいなかったことでしょう。あのように労働者が余りに余っている時期だったはずなのに、とても不思議でした。
ただし、この「一度見てくれと、派遣先にいう」というのは、「派遣労働法」違反です。私も不案内でした。採用・不採用はあくまで、人材派遣会社がかかわる問題で、派遣先は立ち入ってはいけないのです。
「人材派遣会社の担当者もいかにいい加減か」、あるいは「法律無視の慣習がある」の実例でしょう。
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