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- パート・アルバイト、派遣社員、ニートから正社員へのステップ
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あまり先のことを想像しても当たらないが、せめて「10年先の時点で必要な収入」ぐらいは考える
【「正社員のほうが得」という結論がないと、正社員になる動機も持てない】
無職ならばもちろんのこと、パート・アルバイト、派遣社員で働いている場合、「弱い立場に追い込まれている」「将来が不安」「正社員と同じような仕事をやっているのに給料が安い」と感じているでしょう。
なんとなくの不満ではなしに、まずはそれらをはっきりさせましょう。
非正規雇用(パート・アルバイトなど)のメリット・デメリットを考え、正社員になることで、どのデメリットが解消され、どのメリットを失うかを予想しなければいいけません。
それらをトータルしてみて、「正社員になることのメリットが上回る」と見えてこないと、モチベーション(動機)が持てません。
おそらくは長期化するだろうし、嫌な思いをすることもあるであろう、正社員への就職活動も乗り越えることができません。
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【今安定してぎても、親が頼りでは自立できていないだけではなく、将来も不安定】
今、20代の人の半数が非正規雇用か無職、残りの半数が正社員だそうです。
このぐらい非正規雇用も決して珍しいものではなくなっています。なかなか「自分は割を食っている(損をしている)」という実感は持ちにくいかもしれません。
また、「パート・アルバイトの生活でも困っていない」という人も少なくないでしょう。
ですが、その今の生活は自分の力で作っているものですか? また、今の状況はこれからも続きますか?
「今、不都合や不安は抱えていない」という人の多くは、親と同居しているのではないでしょうか? ならば、「自分が自立できていないという何よりの証拠」です。しかも、「いつまでも当てにできるものではない」です。
10年先20年先を冷静に考え始めると、むしろ不安のほうが大きくなるように思うのですが……
もちろん、あまり先のことを考えてもわかりません・当たりません。ですが、せめては5年先10年先ぐらいは考えてみましょう。また、あれこれ考えるのが難しいように思うのならば、「その時点でいくらの収入が必要か」から考えてみてはどうでしょうか。
【今の中高年の姿を見て安心してはいけない】
危機感が持てない人がいるとして、その大きな理由のひとつは、上の世代の様子にあるのかもしれません。「それほど困っていないんじゃないか」と見えているかもしれません。
ですが、ちゃんと見れば、ここも崩壊が始まっています。
年金の支給開始はかつては60歳だったのが、今は65歳。しかもさらに70歳か75歳にされようとしています。「額も減って、年金の支給額だけでは暮らせない」と見る人も多いです。
定年ものびる傾向にありますが、追いついていません。定年から後のそこそこ長い年月、蓄えを崩していくか、働き続けるしかありません。
また、いったん正社員から外れると、再就職は難しくなっています。
「だったら、正社員になっても仕方ない」という考えも出てきそうです。ですが、おそらくは「単に正社員になるだけでは十分ではない」と考えるべきなのだろうと思います。
「今以上に厳しくなる世の中で、非正規雇用の中途半端な経験しか持たない人が太刀打ちできるかどうか」は考えてみなければいけない問題です。
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非正規(パート・アルバイト、派遣社員)から正社員になるには
非正規雇用は長くは続けない。20代で一度は正社員とならないと、新人教育を受ける機会を逃す
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