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人材派遣会社次第。が、禁止していることは少ない
今現在、アルバイトをしていて、さらに人材派遣で働きに行こうという人もいるでしょう。
また、逆に人材派遣の収入だけでは十分ではなく、空いた時間で、ほかの仕事を入れたい人もいるでしょう。
が、こういった働き方は可能なのでしょうか?
【職場の規則・指示者は関係ない】
法律として関係のありそうなのは、職業安定法や労働者派遣法でしょう。どちらも、派遣スタッフに関して、兼業禁止の規定はありません。
おそらく職場となっている派遣先の企業では、就業規則に「副業禁止」などの規定があるでしょう。が、これは関係ありません。これに従う義務があるのは、正社員など直接雇用されている人たちです。
また、仕事上の指示を受けている人間(指揮命令者)に相談する必要もありません。あなたに対して権限が及ぶのは、あくまで「就業条件明示書」に書かれた「仕事内容」の範囲だけです。派遣先の外で行われることは、まったく関与できません。
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【そもそも、まともに一人分の給料はもらっていない】
派遣スタッフがチェックしなければならないのは、人材派遣会社の就業規則です。ここで禁止されていなければOKです。
わざわざ「可能」とか「許可する」とかは書いていないでしょう。何も書かれていなければ、それはすなわちOKです。
また、気後れする必要もないでしょう。第一こちらは、「正規雇用」ではありません。拘束時間はともかく、収入の面でまともに一人分にならないことやっているのです。
【現実には禁止しているところは少ない】
労働契約をする時に、私たちがもらう書類は就業条件明示書ぐらいでしょう。おそらくは、就業規則は、担当者にでも改めて「見せてくれ」といわないと出てこないかもしれません。
大手のところであれば、登録してパスワードをもらえば、ホームページ上からこの就業規則が見られるようになっていることが多いようです。
やたら硬くしい表現で書いてあります。が、内容としては「仕事には遅刻するな」といったような当たり前のことばかりです。
兼業・副業の禁止が書いてあるのは、かなり少数の例外でしょう。
【担当者によっては、「もう一件お願い」というのもあり】
コソコソとほかを当たるのではなく、なかなかいないとは思いますが、もし担当者が信頼できる人間であれば、逆に、「もう一件ほかの仕事も回してくれ」と相談するのも手でしょう。
担当者として考えることはおそらくは……
①二つも行って、疲れ果て、どちらも中途半端な働き方では困る。
②が、本当に余裕があるのならば、行ってもらいたい。会社の売り上げアップになり、自分の成績にもなる。
……といったところでしょう。つまり、むしろ歓迎してもらえる可能性もあるし、両方うまくいくように調整してもらえれるかもしれません。なによりもトラブル発生時に、説明の手間が省けるでしょう。
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それでも人材派遣会社を利用するなら
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