派遣社員やバイトの立場にはつらい、発達障害者の相手①

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派遣社員やアルバイトに怒鳴る相手は、発達障害の可能性も考えよ


本当は「発達障害」についての話は避けて通る方が無難なのでしょう。人権問題にもつながることなので、慎重な上にも慎重さが必要です。「偏見を煽っている」といわれかねません。

が、きれいごともいっておれません。「自分に対して理解できないような応対をしてくる。その相手は実は発達障害者である」と知っていれば派遣先やアルバイト先から逃げ出さないで済んだような人も多いでしょう。

【ADHDの場合、極端な切れ方をする】


発達障害者は生まれつき脳に障害のある人たちです。「知能自体は必ずしも低くない」とされ、最近までわりと気づかれずに来ました。

が、重度の場合、感情のコントロールや、作業の手順を考えることが、まったくできません。

いくつかタイプがあるのですが、このアルバイトの場では、一人は「ADHD(注意欠陥多動性障害)」でした。

もし、意味不明な切れ方をし、しかもそれが爆発的なものであることが常ならば、この可能性は考えてみる必要があります。

それでも人材派遣会社を利用するなら

「求人内容と実際の仕事内容が違う」などのトラブルは、「どうせその程度のもの」と割り切る


あまりにひどい派遣先に当たったら、法律を使って堂々と退職する。基本となる法律は目を通しておく
非正規(パート・アルバイト、派遣社員)から正社員になるには

非正規雇用は長くは続けない。20代で一度は正社員とならないと、新人教育を受ける機会を逃す


就職サポートは担当者次第。業者の評判がいい悪いには関係なく、ハローワークまで含めて、信頼できそうな担当者を探す

コメント

ADHD さんのコメント…
このトピックを読むと、ADHDの人が(ADHDであれば)全員突然極端に激怒するかの様に感じますが、そういう訳ではありません。
中にはそういう方も居て、周囲の方で困惑させられてしまった方も居られたでしょうが、このままでは読み手に誤解を生じさせてしまう危険性があるのではないでしょうか。
ADHDは社会において大変誤解の多い障害です。その中に無理解や偏見から不遇に苦しむ方も居ます。当方、ADHD当事者として何卒この点の再編をご一考戴きたいと思います。
PIPPA さんの投稿…
ご指摘いただいたことを念頭に読み返してみました。
確かにADHDを正確に語るには、さらに細分化する必要があって、それぞれに解説したほうがいいのかもしれません。が、私としては、「この小文の役割を超えている」と考えます。
過酷な状況に置かれている派遣労働者やアルバイターに、「ADHDにも色々ありますから、ちゃんと見極めましょう」なんてことを受け入れている余裕はありません。
そもそも「分かっているはずの人たちでさえ、人権問題を慮るばかりに、語ることを避けている」ことが、より問題を大きくしていると思っています。
「(発達障害者に関する情報が全く与えられていないなど)何ら配慮されていない職場で、発達障害者と一緒になった時にどれだけの負担を被るか」について、あまりに情報が少なすぎる……というのが私が最も問題視したい点です。
この立場からの解説のサイトです。発達障害についての啓蒙を目的にはしていないことはご理解ください。
ひどいダメ押しになるかもしれません。が、一言付け加えておきます。
ADHDであれ、アスペルガーであれ、それについてろくに知らない人間が、その症状(はっきり言って発作)を自分に向けられたら、どれだけ驚き、弱い立場であれば傷つけられるかを、発達障害者の側も少しは斟酌(しんしゃく)すべきではないでしょうか。
そうしている発達障害者は一人も知りません。もちろん、障害の特徴として、そういうことを最も苦手にしているとは知っています。が、それでも発達障害者の側からも努力すべきだと思っています。

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