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助けてほしい……が、仲間になるのも、ちょっと
人材派遣会社や派遣先のことで困ったら、申告先としては本当は公共職業安定所(ハローワーク)か労働基準監督署。
が、あまり積極的に動いてくれないというのが、一般的な評価。
ならばと、考えるのが労働組合。どこでも相談窓口は設けてある。「共に働く仲間です」なんてのが、だいたいの誘い文句だね。
【近づいていいかどうか分からないのが、労働組合】
力強い味方になってくれそう。だけど、近づきたくない気分も強い。
だって、無料でやっているものなんて、とりあえず警戒するのが大人の常識だろう。
「相談料・1時間○○円」て、なっていてくれた方がよほど安心して、訪れることができる。
といっても、弁護士のようにこちらの日給全部で、1時間分にしかならないのも使えないけれどね。
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【本格的に協力してもらうには、組合加入が条件!?】
で、この「共に働く仲間」というのが、結構曲者。「仲間じゃないと助けない」ということでもある。
本格的に助言・協力してもらう条件として、普通あるのが、「組合員として加入すること」。
加入すると、組合費を払うことになる。「月額1,000円」といったような金額が高いかどうかはさておく。
問題は行事の参加を求められること。こうなりゃ、もうどっぷりと仲間だ。少なくとも周囲からはそう期待される。
“大会”でもありゃ、プラカードでも持って、のぼりのところに集結だ。
【都合よく利用するには、気が引ける相手】
「自分の方から用のある時だけ、顔を出す」なんてことが許されるのか?中には「問題が解決すれば、脱退すればいいだけ」なんて声もある。
でも、これって、サークル活動みたいなもんでしょ?普段はまったく、無視しておいて、合コンの時だけ参加するようなもんだ。合コンで彼女ができれば、退会か?
周りがいい顔をしないだろうと予想できるだけではなく、こちらの方も気後れする。
【政治色の強さもうっとうしい】
それと、派遣労働者なんて、自分が派遣労働者であることさえ、あまり認めたくないだろう。「一時的にそうなっているだけだ」なんて思いたいだろう。
なのに組合なんて入ってしまったら、その身分のまま、その場にくくり付けてしまうようなものだ。
それと組合活動は間違いなく、政治と結びついている。派遣労働者なんて、政治には期待していないだろう。
なのに、最末端とはいえ、どこかの政党の一翼を担うような活動は真っ平ごめんのはずだ。
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