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現実にはペナルティーはないと考えていい
人材派遣の求人・応募は、事前に労働内容がハッキリしていない上に、面接や面談は相手主導で進みます。
いったん応募してしまうと、「気が付いたら派遣先に送り込まれていた」という人も多いと思います。
【始まったばかりで、「辞めたい」という人は珍しくない】
実際に仕事を始めてから、「考えていたのと違う」と後悔でいっぱいになる人は多いでしょう。
ネット上でも「始まって一週間だが、もう辞めたい」「期間を残して辞めたら、どうなりますか」なんて相談がいくつも見られます。
私が送られた電子部品の製造工場では、実際に私以外の五人全員が一日で辞めました。
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【バックレる人も多い】
四人は無断欠勤の形で、翌日から来なかったようです。残る一人は「昼食に行ってきます」と出て行って、そのまま消えました。
やめた人の体験談をチェックしていると、「初日でやめる」「『ここはダメだ』と思ったら、昼飯で消えてしまう」というのは、ひとつのパターンとして、出来上がっているようです。
【理屈では相手が裁判を起こすのも可能。だが、割に合わない】
当然、人材派遣会社は大慌てです。体験談にも「何度も電話がかかってきたが、無視した」なんて話が見受けられます。
人材派遣会社との間で、労働契約を結んでいるはずです。ハンコも押しているでしょう。
理屈では相手が訴えることも可能です。が、「現実には裁判はない」と考えていいでしょう。
裁判には弁護士を雇う必要があります。この費用は一般的な例でいうと「着手金十万円、成功報酬二十万円」といったところです。しかも、これはあくまで「基本料金」です。
なにかプラスアルファの作業があると、時間当たり一万円ぐらいかかります。
これらの金額と、かかる時間や労力に見合うだけのものが取れないと、裁判にするメリットがありません。
【逃げるのではなく、怒るのが当然】
“バックレて”しまうと、ものすごい後味の悪さが残るでしょう。これが自信のなさとなって、人生に後遺症を残すかもしれません。
「求人の時の内容と、実際の仕事の内容が違う」など相手に対する突っ込みどころはいくらでもあるはずです。
「こんな職場はダメだ」と思った正当な理由を、担当者に堂々と突き付けてやめるのが本来でしょう。
どちらにしても、二度とそこの求人に応募することはないでしょう。「逃げる」のではなく、「怒っている」という態度をとって、担当者をひるませるのが得策です。
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