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派手な広告戦略と、自社営業担当者らへの無理なノルマで伸びた業界一位
「オー人事」のキャッチフレーズで知らない人はいない、業界一位です。
一応会社の側では「手厚いサポート体制」をうたっています。
ホームページでは……
スタッフサービスでは営業担当者が就業前だけではなく、就業中や就業後にも派遣スタッフのみなさまのフォローに努めておりますので、安心してご就業いただけます
……って、「就業中」のフォローをするから、職業紹介と違って、その後も中間マージンを取るんだろ?
【経営規模】
2000年にテンプスタッフを抜いて、業界売り上げ一位に。このころの競争相手は、ほかにはパソナ。
2013年春の時点で、グループ売上高1,846億円。グループ従業員2,702人。取引件数約36,000件、登録スタッフは約180万人で就業中は約57,000人としています。
「スタッフサービス」で、「事務職」「技術者」「ITエンジニア」「介護・看護・医療事務」などの人材派遣業を行い、「製造業務」に関してはグループ内の別企業・「テクノ・サービス」が行っています。
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【歴史】
1981年、元・住友建設(現・三井住友建設)社員の岡野保次郎(当時31)が京都で創業。当初の名目は「事務処理サービス業」。1年後大阪に拠点を移す。
1989年、東京進出。
1992年、バブル崩壊で、売上100億円とピーク時の240億円から4割ほどに激減。社員数も最大680人いたのを280人まで減らす。
1997年、本社機能を大阪から東京に移す。「オー人事」のテレビCM開始。
2000年、テンプスタッフを抜き、売上高業界一位になる。
2002年、スタッフサービス・ホールディングスを設立し、グループ企業を持株会社化。
2007年、創業者の岡野がホールディングスの持ち株すべてを、株式会社リクルートに売却。リクルートグループ入り。
【過去のトラブル】
①大阪本社・広域第1支店副支店長(32)が自殺(2004年)。
「長時間労働と過酷なノルマで社員を追い立てる同社の労務管理体制」が原因として、遺族が大阪天満労働基準監督署に告発する。その後和解。
②自社社員への残業代未払いが発覚(2005年)
副支店長自殺問題で大阪労働局の捜査が入る中で、長時間労働とサービス残業が慢性化してたとが発覚。
労働基準法違反で同社は書類送検され、2005年6月までに未払い残業代として57億円を支払う。
③2005年以降、「契約内容と実際の仕事内容が違う」などの理由で、各地の労働局から28回もの是正指導を受ける。が、改まることなく、2010年にとうとう東京労働局から、業務改善命令を受ける。
【評判】
派手な広告戦略と、無理なノルマで伸びてきた会社です。
いい評判が見つかりません。が、扱っている案件が多いのも確かなので、登録には無視しきれないのも確かでしょう。
過去の事案に見られるように、自社の社員に対してさえ、労働者としての権利が守られていません。
その人らにマネジメントされて、派遣スタッフとして送り込まれるからには、相当の覚悟が必要でしょう。
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それでも人材派遣会社を利用するなら
「求人内容と実際の仕事内容が違う」などのトラブルは、「どうせその程度のもの」と割り切る
あまりにひどい派遣先に当たったら、法律を使って堂々と退職する。基本となる法律は目を通しておく
非正規(パート・アルバイト、派遣社員)から正社員になるには
非正規雇用は長くは続けない。20代で一度は正社員とならないと、新人教育を受ける機会を逃す
就職サポートは担当者次第。業者の評判がいい悪いには関係なく、ハローワークまで含めて、信頼できそうな担当者を探す
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