労働者派遣が禁止されている業種とその理由・港湾運送(違反の実例)

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人材派遣会社も「港湾運送」であることをチェックせずに送り込む


人材派遣が禁止されている「港湾運送」の業務にどのように労働者が送り込まれたか、実例を挙げておきましょう。

平成19年(2007年)8月にフルキャストが行政処分された件です。当事者になった三支店は二か月、それ以外の全店が一か月の業務停止になっています。

【港湾作業の人材派遣ができるのは、公的機関のみ】


同年5月フルキャストの三宮支店などが二日連続で神戸港・新港第2突堤にある荷捌き場に三人を送って、飲料水のペットボトルの荷捌き作用に従事させました。

港湾での荷運び・荷捌き作業は「危険な作業が多いこと」「日雇い中心で、仕事にあぶれる労働者が多いこと」といった問題を抱えています。

なので、民間ではなく、港湾関係専門の公共職業安定所である「港湾労働者雇用安定センター」だけが、日雇い労働者を送ることができるように「港湾労働法」で規定されています。

それでも人材派遣会社を利用するなら

「求人内容と実際の仕事内容が違う」などのトラブルは、「どうせその程度のもの」と割り切る


あまりにひどい派遣先に当たったら、法律を使って堂々と退職する。基本となる法律は目を通しておく
非正規(パート・アルバイト、派遣社員)から正社員になるには

非正規雇用は長くは続けない。20代で一度は正社員とならないと、新人教育を受ける機会を逃す


就職サポートは担当者次第。業者の評判がいい悪いには関係なく、ハローワークまで含めて、信頼できそうな担当者を探す

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