ブラックリストがサラ金にあって、人材派遣にはない理由

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派遣労働者はお客ではなく自社の「商品」。商品の情報をライバルで共有するはずはない


「バックレ」は決してお勧めするものではありません。派遣労働者をやる人、特に若い人によく見られる欠陥は社会人としてのノウハウが貧弱なことです。それに一層拍車をかけます。

が、ここではそれには目をぶつって、バックレ経験者がもっとも気にしていることの一つ、「ブラックリスト」について採り上げます。「要注意人物として、人材派遣会社の間に情報が回る」というのです。

結論を言うと、「人材派遣の世界にそんなものありません」。

【「ブラックリスト」とは金融業者が共有する個人の信用情報】


普通、「ブラックリスト」といえば、消費者金融(サラ金)や銀行などで借金を踏み倒したことのある人たちに関するデータを指しているようです。

これは正しくは「信用情報」といいます。また、これを取り扱うところを「信用情報機関」といいます。信用情報機関はいくつかあります。決してヤミ社会の存在ではなく、単なる民間企業です。

銀行や消費者金融はここに債務者(お金の借り主)に関するデータを提供し、共有しています。

カードキャッシングの加入契約をする、住宅や車のローンを組むといった時には、その個人のデータを照会します。

自己破産というのは、貸した側からすると借金の踏み倒しです。その種の過去があるかどうかをチェックするのです。

このデータの保存は一般的に7年といわれています。

それでも人材派遣会社を利用するなら

「求人内容と実際の仕事内容が違う」などのトラブルは、「どうせその程度のもの」と割り切る


あまりにひどい派遣先に当たったら、法律を使って堂々と退職する。基本となる法律は目を通しておく
非正規(パート・アルバイト、派遣社員)から正社員になるには

非正規雇用は長くは続けない。20代で一度は正社員とならないと、新人教育を受ける機会を逃す


就職サポートは担当者次第。業者の評判がいい悪いには関係なく、ハローワークまで含めて、信頼できそうな担当者を探す

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