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派遣先の指揮命令者・H次長①

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TOP 私の人材派遣体験 私が出会ったトホホな人たち 指揮命令者・H次長① ウソ求人の張本人。「来させてしまえばこっちのもの」? H次長は派遣先の指揮命令者で、50代です。「これほど品性の卑しい人間は久々に見た」ということで私にとって特筆すべき人間です。 が、ここではそれは抑えて、労働者派遣のシステムとして問題のあった行動だけを採り上げます。 【「指揮命令者」は派遣先での直接の上司】 労働者派遣(人材派遣)は、「派遣元(人材派遣会社)」「派遣先」「派遣労働者」の三者で成り立ちます。 このうち「派遣先」には「派遣先責任者」と「指揮命令者」が置かれます。 「派遣先責任者」は派遣元とのやり取りの窓口となり、職場となる自分のところで、労働者派遣法・労働基準法が守られるようにするのが役割です。 「指揮命令者」はその名の通り、実際上の仕事の指示をします。細かいことを無視していえば、「派遣先での直接の上司」と考えていいでしょう。 人材派遣を役割分担で表せば以上の5者。ただし、派遣先責任者と 指揮命令者は一人が兼ねても問題はない。派遣元の営業担当者は 特に規定があるわけではなく、実態としてそうなっている。 続きを読む 折りたたむ 【人材派遣会社の担当者が同行の時は、ウソの作業内容を見せる】 派遣先での「面談」の際、工場内を一通り案内してくれたのは、この指揮命令者であるH次長でした。 地方にある社員二百数十人の工場です。私が配置されたのは、NC加工といって、家電製品などの中にある電子基板のその「基板」そのものに部品が取り付けられるように穴を空ける部署でした。 求人広告にあったのは「未経験者可。簡単な目視による検査」でした。 で、その「検査台」に来て、「最初はここをやってもらう」とのこと。ここでは穴の位置を記したシートを基板に重ねて、位置がずれていないか、空けたはずの穴がふさがっていないかを肉眼でチェックします。。 後で、「“最初は”って、どういうことやろ? 最後までと違うんですか」と、同行していた人材派遣者の担当者に言いました。この時は言葉じりをとらえて、軽口を言ったぐらいのつもりでした。 【実際の作業では、ズボンが血糊で固まる】 が、数日して本格的に配置されたのは、「機械による検査」でした。が、ほとんどが...

人材派遣の用語⑦ ヤクザ・暴力団

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TOP 人材派遣を知る 人材派遣の用語 ヤクザ・暴力団 暴力団に当たる心配よりも、“暴力団的な人材派遣会社”に当たる心配を ヤクザと暴力団はしばしば同じものとして扱われます。が、言葉の由来としては違いがあります。 【『男はつらいよ』の寅さんも、ヤクザの一人】 ヤクザの語源は、「八九三」です。これを「ヤ・ク・ザ」と読んだものです。 足して「20」なので、1のけたが最低の「0」であり、賭博(とばく)での最も悪い“目”のことです。いわゆる「ブタ」です。 「もっとも役に立たない、質の低い人間」ということで、「ヤクザ」と呼び始めています。 元々は暴力・暴力団とは関連がなく、まずは博打打ち(ばくちうち)のことを指すようになり、やがて「テキヤ」「壮士崩れ」などへと使用する範囲が広がりました。 映画『男はつらいよ』の主題歌で、渥美清演じる主人公“寅さん”が自身を「どうせオイラはヤクザな兄貴……」と歌うのは「役に立たない」の一例でしょう。寅さんの職業はテキヤですから、この意味でもヤクザです。 続きを読む 折りたたむ 【組織などが似てきて、今では境目がない】 親分、子分といった人間関係や、「一家」「組」といった組織を作るのはもともとヤクザの方の世界でした。 寅さんが行った先々で「手前、生国と発しますと、葛飾・柴又です」と、“仁義を切る”ことからも分かるのではないでしょうか。 が、暴力団も同じような人間関係や組織を構成するようになり、次第に両者の境目がなくなってしまいました。さらに、博打打ちやテキヤも数が減り、もっぱら暴力団を指すようにもなってきています。 【暴力団の資金源は麻薬販売、債権取り立て、恐喝】 「暴力団」は「暴力を背景にして、ストレートにある目標を達成しようとする集団」といった定義になるようです。 資金の獲得方法としては、麻薬・覚せい剤の販売、競馬などでのノミ行為などがあります。それ以外には、債権取り立て、企業恐喝、倒産整理、入札妨害、管理売春などが挙げられます。 これらの資金源を枯渇させるなどの目的で、1992年3月に「暴力団員による不当行為の防止等に関する法律」(暴対法)が施行されています。 また、個別では、たとえば債権取り立てに対し、2010年6月の貸金業法改正で、「午後9時~午前8時の訪問・電話は...

人材派遣の用語⑥ 専門26業務②

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TOP 人材派遣を知る 人材派遣の用語 専門26業務 専門26業務で契約以外の仕事をやらされても、全体の1割以下ならば契約違反にはならない 契約上、しっかりと「パソコン&ソフトを使っての事務(事務用機器操作)」や「ソフトウエア開発」となっている。派遣先でもちゃんと承知をしている……であっても、実際の職場に入ると、多少はそこから漏れる作業も出てくるでしょう。 【実際に職場に入ると、100パーセント専門の仕事ばかりとはいかないだろう】 たとえば、パソコンでの事務仕事での契約であっても、「机の周りを片付ける」「必要な道具を買いにお店まで行く」といったことも出てくるでしょう。 あるいは、「職場の人となじむのも必要だから」と自ら雑用に近いことを買って出ることもあるでしょう。 契約にないことを頼まれても、「いたしません」といつも言えるのは、テレビドラマ『ドクターX』の主人公・大門未知子ぐらいでしょう。 続きを読む 折りたたむ 【1日or1週間で区切って、全体の1割までならば、契約業務以外でも扱いに変わりはなし】 「どこまでならば、本来の業務とみなす」というのも決まっています。 「就業時間で、1日あるいは1週間のうちの1割以下」です。もし、1日を当てはめるとして、8時間勤務したのならば、「48分」ということになります。 「終業時に事務所の中の簡単な片づけをする」「ゴミ出しに行かされる」「コピー取り」もトータルで48分以内ならば、「契約違反」とはならない……ということです。 また、「通常ではない」ときはこの限りではありません。これは火事などの災害を想定しています。 「今日は特別忙しい」「病欠の人がいて、代わりを頼んだ」ならば、規定上は「いたしません」と拒否できます。 【自分のゴミ箱を片付けるのは、本来の業務のうち】 また、その業務の本筋の作業ではないが、つきものの作業もあるでしょう。「付随的な業務」と呼んでいます。 たとえば、自分が使っているごみ箱の中身を捨てに行く。あるいは特に自分だけ電話番になっているのではなく、自分のデスクの上の電話に出る……といったことです。 これは本来の業務時間の中にカウントすることになります。「やって当然」ということです。 が、これが事務所全体のゴミを、ゴミ置き場にまで持って...

テレビ局はもともと報道機関ではありません。新聞社は肝心な時ほど報道機関でなくなります

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TOP 労働者側がどんどん不利になるわけ マスコミと人材派遣 新聞社は肝心な時ほど報道機関でなくなる しょせんは営利企業。マスコミに期待するって、むなしいと思う…… twitter上を見ていると、間違った前提で進んでいる話があると思う。 福島原発の収束作業の労働者が賃金をピンはねされている問題で、「メディアはこれをキチンと伝えろ」というのだ。 メディアとはテレビ、新聞・雑誌を指しているのだろう。内部の人は自らバラさないから、多少は知り合いのいる私が語ってみる。 最初に答え。「絶対無理」 【民放の記者は取材しません。能力もありません】 まず、NHKはさておき、民放の記者は自分ではまともには取材しない。できない。 正確な数値は分からないが、配置している記者の数は新聞社より1ケタ少ないと考えていいだろう。例えば、ある民放では、所在地に隣接する県には中堅1人、若手1人の計2人で全部だ。 で、どうやってニュース原稿を間に合わせるか。基本的に通信社配信のものを使う。それを短くするなど申し訳程度に手を入れる。 もし、現地中継があるならば、あとは冒頭に余分な一言を入れる。それで、自分が取材したような顔ができる。 私の知り合いのテレビカメラマンは、彼らのことを「記者」ではなく、「リポーター」と呼んでいた。その社の内部的にはそれが普通らしい。取材申し訳程度、原稿は通信社のもののリライト……「リポーター」の方が実態に近いと思う。 続きを読む 折りたたむ 【現場中継の記者が全部若い理由】 しかも2年もやったら、異動する。キー局内部の報道部門とは限らない。40歳ともなると、報道部門に残っているのはほんの一握りだ。たいていはそれまでに管理部門に流れていく。 だから、民放のニュースに出てくる記者はみんな若くて、現場中継であたふたする。が、それが「臨場感がある」とでも思っているのか放置されている。 テレビ記者をジャーナリスト、テレビを報道機関と考えるのは間違いだ。よそからもらった原稿を読むだけのところなのだから。 【テレビ局自体が人材派遣会社なのだから、ピンはね問題は自分に跳ね返る】 それ以上に彼らには「賃金ピンはね問題」を扱えない理由がある。 東京や大阪、名古屋などのキー局・準キー局は軒並み子会社に100パーセント出資の...

人材派遣の用語⑥ 専門26業務①

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TOP 人材派遣を知る 人材派遣の用語 専門26業務① 法律違反頻発、抵触日回避のための契約上だけ26業務 人材派遣では数々ある業務のうち、2グループを特別扱いしています。 ひとつは原則禁止されていて、もし派遣するとしても一定の条件が付けられている「ネガティブリスト」です。現在は「港湾運送」「建設」「警備」「医療」の4つです。 もう一つがこの「専門26業務(法令26業務)」です。 専門26業務 9号 調査 18号 事業の実施体制の企画、立案 1号 ソフトウェア開発 10号 財務処理 19号 書籍等の制作・編集 2号 機械設計 11号 取引文書作成 20号 広告デザイン 3号 放送機器等操作 12号 デモンストレーション 21号 インテリアコーディネーター 4号 放送番組等演出 13号 添乗 22号 アナウンサー 5号 事務用機器操作 14号 建築物清掃 23号 OAインストラクション 6号 通訳・翻訳・速記 15号 建築設備運転・点検・整備 24号 テレマーケティングの営業 7号 秘書 16号 案内・受付、駐車場管理等 25号 セールスエンジニアの営業 8号 ファイリング 17号 研究開発 26号 放送番組等における大道具・小道具 「事務用機器操作」あたりは紛らわしい言葉でしょう。「事務用機器って、ファクスやコピー機??? ほかに何があったろうか?」と考えたかもしれません。が、これは「パソコンやソフトに習熟しての事務仕事」ぐらいの意味です。 【26業務は以前は「派遣可能な業務」】 この26の業務は…… ①専門的な知識・技術・経験が必要 ②就業形態・雇用形態などが特殊で、特別の雇用管理が必要 ……という観点から選ばれています。 1986年7月の労働者派遣法施行当初は13でした。この時は今とリストアップされている意味が違いました。「人材派遣は原則禁止だが、例外としてこれらだけは認める」というものでした。「可能」ということから、「ポジティブリスト」と呼ばれます。 が、26にまで増えていた1999年に、扱いが変わります。 派遣そのものが「原則禁止」から、「原則可能」に変更されました。禁止されている業務の方が例外です。26種に限らず、ほぼ全部が可能になりました。 ポジティブリストとしての役割は終わっ...

応募者から派遣先の名前と仕事内容の実態を隠すのも派遣会社の役割

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TOP 労働者側がどんどん不利になるわけ 人材派遣と国・産業界 派遣先の名前と仕事内容の実態を隠すのも派遣会社の役割 飲食店や介護施設が避けられるのは、賃金のせいではなく、仕事自体が嫌われているからでは? 日経の11/13の記事『飲食・介護で派遣広がる バイトやパート集まらず』を、読んで暗たんたる気分になった。理由は二つ。 ①この状況って、間違いなく労働者派遣法違反が続出する。 ②記者連中って、なんでここまであっさり書けるんだろ?なんでここまで情報提供者に都合よく書けるんだろう? 【介護職場の不人気は今に始まったことではない】 まず、記事の内容…… 飲食店の接客や、介護施設の現場に派遣社員を“活用”する動きが広がっている。 今はではパート・バイトを充てていた。が、時給を上げても人手が確保できない。バイトに比べて割高なのに、大手派遣会社への求人は前年を4~5割上回っている ……というもの。これを“活用”と呼びますか?話の出どころはどうせ、その大手人材派遣会社側だろう。 続きを読む 折りたたむ 【派遣を使っていいのは1年ないし3年】 まず、これから予想される労働者派遣法違反。最大のものは「抵触日」関連。 飲食関連も介護も「専門26業務」ではないから、同じ職場で1年を超えて、派遣スタッフ使えない。これは人を入れ替えても同じ。 ただし、組合など職場の過半数を代表するものが同意すれば、この期限を3年に延ばせる。 が、現実には職場に諮らずに勝手に延ばしているケースも多い。第一、抵触日の規定など、知っている従業員がどれだけいるか。 この規定があるのは、「派遣社員を使うのはあくまで応急措置。本来は直接雇用の人間を置くべきであって、派遣の利用を固定化させてはいけない」という趣旨から。 【抵触日以降に、代わりの人手不足解消策があるのか?】 人手不足の理由として、飲食の方は「都心部での新規出店ラッシュ」と「若者が働き口を選ぶときに、店をえり好みする」といったことが挙げられている。 介護の方は「慢性的な人手不足」「働く側がしがらみのない派遣を選ぶ」といったようになっている。 これらの理由のうち、1年後ないし3年後に改善している可能性のあるのは、「新規出店ラッシュ」だけだろう。 となると、この先もずっと人手不...

厚生労働省・平成17年アンケートでは派遣労働者の平均時給=1,230円、年収=292万円

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TOP 人材派遣を知る 人材派遣の種類 平均は時給1,230円、年収292万円 データは古いが、製造への労働者派遣、平均時給は「1,022円」 派遣労働者の賃金に関する部分を『労働者需給制度についてのアンケート調査集計結果』(厚生労働省)から抜き出してみました。 ただ、こんなに不備のあるデータを採り上げる価値があるのか……とは思います。 不備の第一は古いこと。平成17(2005)年のものです。が、これと同種のアンケートがとられたのは、この3年前と二回だけです。 また、回収率も極端に低いです。15,000送っておいて、有効回答は2908。19.4パーセントです。 そして、各項目のデータ数が少ないです。私が最も知りたかった「製造」では95人しか回答がありません。これで、「統計」と呼ぶのは苦しいところです。 【全体の平均時給は1,230円】 これらの業務ごとの数値に関しては、登録型・常用型、男女が入り混じった状態のものです。 で、この中から気になるところをピックアップしておくと…… 全体の平均時給は1,230円。年収は291.7万円。製造の場合はそれぞれ、1,022円と233万円です。 『労働者需給制度についてのアンケート調査集計結果』(平成17年度) 派遣労働者調査 データ数  年収 (万) 月給平均 (万) 日給 (円) データ数 時給 (時間給 の者のみ) (円) 総数 2908 291.7 20.6 10,284 1,462 1,230 女性 1672 227.6 17.1 9,141 1,212 1,180 男性 1229 404.6 27 13,070 248 1,483 登録型 1154 242 17.9 9,810 968 1,229 常用型 1698 337.3 23.1 10,919 469 1,241 ソフトウエア開発 383 455.1 30.6 14,491 29 1,994 機械設計 242 433.9 29.9 14,747 38 1,990 取引文書作成 31 283 23 10,968 20 1,451 その他 493 318 22.6 10,959 189 1,349 テレマーケティング 40 252.1 19.9 9,816 34 1,348 営...